setup diagram セッティングシート

2011/12/10

[SET] Sequencer 606 (TR-606x2 ED-10x3 DRP-2 SH-101 MAB-303 and more)

youtubeで公開している『Sequencer 606 (TR-606x2 ED-10x3 DRP-2 SH-101 MAB-303 and more)』という動画のセッティングについての解説です。

動画のURLはコチラになります
http://www.youtube.com/watch?v=ewshgl3abCw

※動画前半はセッティング説明ですので、手っ取り早く音を聴きたい方は4'00"あたりからご覧ください。

 

今回はYAMAHA ED-10をたっぷりフィーチャーしてセッティングを作りました!ED-10はもともと叩いて音を出すドラムパッドですが今回のセッティングではED-10を叩かないで利用しています。

 

ではどんな機材でセットを組んでいるか見ていきましょう。以下のような機材を使用しました。

 

【使用機材 / Machines】
YAMAHA ED-10 x 3 (Drum pad)
Roland TR-606 x 2 (Drum machine)

Boss DRP-2 (Drum pad)

Roland TR-626 (Drummachine)
Roland SH-101 (Analog synth)
Roland EF-303 (16step efector)
WillSystems MAB-303 (Analog synth)

 

 
 
Ed10_606set_01_1_2

 

 
クリップの中でも触れていますが、今回のセッティングではTR-606の音声は使っていません。
TR-606はED-10を鳴らすためのトリガー信号を発しているだけで内蔵された音源は使っていないのです。言い換えれば『TR-606のシーケンサーが持っている固有のグルーヴ(ノリ)でED-10を鳴らす』と言えます。そのため普通にTR-606で作ったトラックよりも、よりハウスっぽい要素が強いかもしれません。信号の流れはこんな感じです。

Ed10_606set_2

実は今回のセッティングは以前からやってみたいと考えていたものだったのですが、ED-10を1枚しか所有していなかったので実現させることができませんでした。しかし今回はED-10を更に2枚用意しました。twitterでつながっている機材バカ友人(twitter @hi4maさん)の機材だらけのプライベートスタジオに遊びに行ったところED-10が転がっているのが目に付き、半ば強引に2枚のED-10を借りてきたのです。おかげでED-10を叩かずに並べて使うこのセッティングが作れたというわけです。夢がかなったよhi4maさんありがとうございます!

 

Ed10_606set_03
※我が家につれてきたED-10。ウチで動いていた兄弟との対面を果たす

 

では信号の流れを追いながら説明していきましょう。

 

続きを読む "[SET] Sequencer 606 (TR-606x2 ED-10x3 DRP-2 SH-101 MAB-303 and more)"

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2011/10/31

[SET] Drumtraks Master system

Sequential Circuits Incのドラムマシン『drumtraks』をマスターにしたセッティングです。
今回はここにVestaxのFaderBoardとaudio-technicaのAT-DS30を加えてみました。
※drumtraksについては以前のエントリーで詳しく扱っていますので興味のある方はコチラも併せてどうぞ!

youtubeでの動画公開URLはコチラになります。

http://www.youtube.com/watch?v=cttvknnK9lM

使用機材は以下の通り。

[使用機材/Machines]
SCI drumtraks
Roland TR-606
Roland TR-727
Roland SH-101
Vestax FaderBoard
YAMAHA ED-10
DOEPFER MS-404 with Technosaurus Cyclodon
 (サイクロドンは16stepのアナログシーケンサー)
FUTURERETRO REVOLUTION
audio-technica AT-DS30
KORG KMS-30

20111030_drumtraksset_01


信号の流れはこんな感じで。

Drumtraks_faderboard_jam_se_2


まずシステムマスターのdrumtraksですが、今回はLine out、MIDI out、Para out(Kick out)の3種の信号を使用しています。MIDI outはKORGのシンクロナイザーKMS-30を制御しています。これによってdrumtraksのクロックテンポがDIN sync out×2、MIDI out×2に分配できます。
そしてこのここで作られた4つのクロック信号でTR-606、TR-727、REVOLUTION、Cyclodonを同期させています。このうちTR-606のみを倍速で走るように設定しています。動画の2'17"辺りから606のハイハットパターンがシャッフル(スウィング)していますが、これは倍速で走らせて作ったシャッフルです。(=606のハネ方)
drumtraksのPara out(Kick out)はYAMAHA ED-10(ドラムパッド)の発振タイミングの制御に使っています。drumtraksで作ったドラムパターンのキックに合わせてED-10に音声信号が流れ、それに合わせて発音されています。

DOEPFERのMS-404(アナログシンセ)はアナログシーケンサーのCyclodonのCV/GATE out信号で制御しています。

Drumtraks_fadarboard_settin

以前のエントリーで自分が所有しているMS-404のCV/GATEのin outを変更しましたが、CV/GATEをinに変更した事でこの接続ができるようになりました。(販売時点ではMS-404のCV/GATEはoutに設定されています)
MIDI制御した場合とアナログシーケンサーで制御した場合ではグルーヴに違いが出ますので、出したい音のイメージによって制御方法をチョイスするのがベターだと考えています。

今回、セッティングの中に同期させていないマシンが2台含まれています。
VestaxのFader BoardとaudiotechnicaのAT-DS30です。

Fader Boardは簡単に言えば『フェーダーで操作するデジタルシンセサイザー』といった類のものです。

Vestax_faderbord

シンセ音色30種、ドラム音色セット10種を内蔵しています。コイツは本体にディレイやリバーブなどのエフェクターを備えています。今回はディレイエフェクトを使いリアルタイムにディレイタイムやフィードバックタイムをいじって音色を変化させています(1'20"辺りから)。

Vestax_faderbord_front

もともとはメロディーをフェーダーで弾くためのマシンですが、こういったリアルタイムエフェクトいじり(生dub)マシンとして使ってやるのも面白いと感じています。

AT-DS30はサンプラーとサイレンマシンを切り替えて使う事の出来るDJギアです。

Atds30

今回はサイレン音を使いたいと思い、3'40"のところでブレイクを作って1発ネタとして使ってみました。ピュルルル~ってあの音ですね(笑)


以上、今回のクリップはBPM133でスウィング度合いを54%に設定したdrumtraksのグルーヴでお届けしました。

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2011/07/05

[Set] 505disco ゴーマルゴディスコ

今回のエントリーはyoutubeにアップした『505ディスコ』というクリップのまとめです。
クリップのURLはコチラ ↓

http://www.youtube.com/watch?v=PiE_aXh-lEI

使用した機材と信号の引き回しはこんな感じになってます。

505disco_setting01

全体像と使用機材は以下の通り。

505disco_setting

【使用機材・Mchines】
Roland Paraphonic505
DOEPFER MS-404 with Cyclodon
SCI drumtraks
YAMAHA ED-10 ,EMT-1
FUTURERETRO REVOLUTION
KORG ES-1mk2

Sequential Circuit incのdrumtraksをシステムマスターにしてMIDI信号をREVOLUTIONに送り、REVOLUTIONのMIDI outとDIN Sync outを使って他のマシンを制御しています。また、drumtraksのパラアウトからキックの音だけを個別に引き回してそれをYAMAHAのED-10(アナログドラムパッド)を発音させるトリガー信号として利用しています。ですので今回のトラックのキック音はdrumtraksのキックとED-10のオシレーター音をミックスしたものになっています。

Drumtraks_ed10

そしてこのクリップを作るのに久々に引っ張り出してきたのが今回のセットでのメイン機材とも言えるParaphonic505(RS-505)になります。

Roland_paraphonic505

Paraphonic505_frontlogo

Paraphonic505_backlogo

バックパネルのデカRolandロゴがなんともステージ映えしそうですね。
音作りセクションはこんな感じです。

ベース音(左手)セクション ↓

Paraphonic505_basspart

シンセパッド音(右手)セクション ↓

Paraphonic505_synthpart

背面端子類 ↓

Paraphonic505_terminal

Paraphonic505は1978年にRolandから発売されたアナログシンセです。この時代のアナログシンセはまだモノフォニック(鍵盤を複数押しても1音しか出ない)のものも多く、和音が出せないシンセサイザーはポピュラーなものでした。そんな中で世に出されたのがこのParaphonic505でした。マシンの名称となっている「パラフォニック」という造語も、それまでのモノフォニックという名称に対するカウンターでした。(注:電子オルガンやメロトロンなど同時発音できる鍵盤楽器は他にも既にあった時代です)

余談ですが自分が聞いたことのある話ではシンセサイザー奏者の喜太郎さんやスティービーワンダーもこのマシンを愛用していたそうです。モノフォニックシンセサイザーを使ったレコーディングでは和音を録音しようとした場合、1音1音を単音弾きし、多重録音によって和音を作る必要がありました。例えばルートCのトライアドコード(ドミソの3和音)をレコーディングしたい場合、まずはドの音を録音した後それにかぶせるようにミの音をかさねて録音し、2音が重なった音に更に今度はソの音を重ねていくという作業が必要だったわけです。つまりコードやハーモニックを思い描いた通りに再現しようとすると膨大な手間がかかっていたという時代だったのです。そのため1台で和音が表現できたこのマシンは一部のキーボーディストに大変喜ばれていたそうです。ゴダイゴのミッキー吉野さんもこのマシンの愛用者の一人で、名曲「THE BIRTH OF THE ODYSSEY」でもこのマシンを使用されているそうです。

参考URL THE BIRTH OF THE ODYSSEY - MONKEY MAGIC
http://www.pideo.net/video/nicovideo/e8ef8387ef256107/

ああ、何度聴いてもイマジネーションがぐんぐん広がるミックスです。カッコいいなぁ。

ちなみにこの時代は各社こぞってポリフォニックマシンを開発しており、同じくRolandのJUPITOR-4も1978年に発売されています。他メーカーのポリフォニックマシンを見てみるとSequential Circuit incの名機Prophet-5の発売も同時期の1977年で、KORGのΣ(シグマ)Λ(ラムダ)Δ(デルタ)の発売は1979年といったように各社共にポリフォニックのシンセサイザー開発に注力している時代でした。

さて、今回のクリップではそんなParaphonic505のウリであるストリングス音色はほとんど利用せず、主にベース音色を利用してメロディーを弾いています。自分にはこのマシンのベース音色はとてもファンクネスあふれる音色のように感じられます。ねばっこいと表現したらよいですかね。ファンクダンスチューンにとてもマッチすると思うのです。
こういったイメージを増幅させたいと思い、REVOLUTIONで打ち込んだアシッドベースパターンもファンキッシュなパターンにしてみました。
このアシッドベースパターンの音色ですが、REVOLUTION本体の出音と、REVOLUTIONのMIDI out信号によって制御したYAHAMA EMT-1の音色をユニゾン演奏させています。

20110703set02

以前にも触れた事がありますがEMT-1はFM音源です。このFM音色がとても現代的なエレクトロダンスチューンっぽい質感を作ってくれます。例えばクリップの6'46"辺りの音色変化はEMT-1のプリセット音変更によるものですが、なかなか攻撃的な音色になっていると思いませんか?REVOLUTIONでカットオフフィルターを開いた時のハイ帯域のビキビキ感とは異なったビキビキ感が得られるためとても重宝しています。

このREVOLUTIONで作ったアシッドベースシーケンスパターンとは別のシーケンスをプレイバックしているのがDOEPFERのMS-404です。先日のエントリーでも紹介したように自分の持つこのMS-404はCV/GATEのin outの変更をしてあり、外部からのCV/GATE信号でコントロールできる仕様になっています。今回はREVOLUTIONのDIN Sync outのクロックでアナログシーケンサーのCyclodonを制御し、そのCyclodonで作ったシーケンスパターンでMS-404を鳴らしてやりました。

こんな感じに作った今回のトラックですが、ひとつ今回再認識した事があります。
やはりピッチを下げたdrumtraksのスネア音色はこういったミドルテンポダンスチューンに向いているなあという事です。4ッ打ちキックの2拍と4拍にスネアが入るシンプルな8ビートをdrumtraksで再現すると80'sテイストを持ったディスコビートになってとても気持ちよいです。こういったパターンのですね ↓

Samplepattern_8beatdisco

ファンクネスです。黒いなぁ!(笑)

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2011/06/09

[SET] Monosynths Dub

youtubeにアップした『Monosynths Dub』というクリップの解説です。


クリップのURLはコチラ。
http://www.youtube.com/watch?v=NPvbeKa35cM


これまでこのブログにアップしたセッティングの中では一番機材を多く使ったセッティングになっています。
信号の流れはこうなっています。


Monosynthsdub_setting1
※画像クリックで拡大表示されます。If you click this image, a big image can be seen.

今回はいつものようにドラムマシンなどをシステムマスターにするのではなく、RolandのSBX-80というシンクボックスをメインにしてシステムを構築しています。使用機材は以下の通り。


【使用機材・Machines】
Roland : SBX-80 (シンクボックス Syncbox)
Roland : TR-707 (ドラムマシン Drummachine)
Roland : TR-606×2 (ドラムマシン Drummachine)
Roland : SH-101 (アナログモノシンセ Monosynth)
RolandDG : CMU-810 (アナログモノシンセ Monosynth)
FUTURERETRO : REVOLUTION (アナログモノシンセ Monosynth)
YAMAHA : ED-10 (アナログ音源ドラムパッド AnalogDrumPad)
audio-technica : AT-DS30 (サンプラー&サイレンマシン sampler n' sirenmachine)
CASIO : SK-1 (カシオトーン casiotone)
Pioneer : CDJ-1000 (CDJ)
TechnoSaurus : Cyclodon(アナログシーケンサー analogsequencer)


見た目はこんな感じですね。


Monosynthdub_set01


今回はこのセットで電子dubっぽいものを作っていますがドラムパターンやテンポを変えるとアシッドハウス的なトラックも作れます。音出しテストの際に同じセッティングで作ったトラックがありますのでよろしければそっちもご参考にドウゾ。


tviderにアップした音声トラックです
http://tvider.com/view/56298


では今回のMonoSynthsDubのほうに話を移しましょう。

まずはこのトラック名についてですが『モノシンセダブ』と名づけています。モノシンセというのはモノフォニックシンセサイザーの略です。ではモノフォニックシンセサイザーとは何かというと乱暴に言えば和音(ポリフォニック)の出せない単音(モノフォニック)発声シンセサイザーの事です。つまり複数の鍵盤を押してもそのうちの1音しか発音できないシンセサイザーなんです。主に1970年代~1980年代前半のシンセサイザーはテクノロジーが追いつかず単音発声しかできないものが普通だったのです。しかしながら自分は電圧によってアナログ回路が作り出すそういったモノ音声にとても魅力を感じており、その気持ちよさを感じたいという狙いを持って作ったのが今回のクリップでした。ちなみにSH-101、CMU-810、ED-10、REVOLUTIONという4台のモノシンセを使用しています。正確にはED-10はドラムパッドですがアナログシンセとしてとらえています。というか我が家ではドラムパッドとして叩いて使う事はほとんどありません(笑)


さて、前述したようにこのセッティングのマスターはSBX-80です。このマシンはRolandから1982年か1983年に発売されたプログラマブルタイプのシンクボックスです。


Monosynthdub_set03


Monosynthdub_set06


1982年というのはMIDIという規格が世界的に統一された年です。そんな時代のプロダクトのため、このマシンにはMIDI OUTとDIN SYNC OUTが2系統づつついています。つまりSBXからの信号で4つのマシンを同期させる事ができるワケです。1つのマシンにMIDI OUTとDIN OUTを持っている、現在では珍しい仕様なんですよね。今回のセッティングでもその4系統をフルに使っています。


Monosynthdub_set07


MIDI OUTとDIN SYNC OUTを併せ持つ仕様や筐体のカラーリング、ボタンの形状などを見るとTR-909と合わせて使ってくださいと言わんばかりです。下の画像は拾ってきたものでウチの環境ではありませんがどうですか、このハマり具合。それぞれのマシンのサイドパネルのグレーの色味やオレンジ色のRolandロゴの統一っぷり、更に2台のマシンの操作板面の傾き角度もピッタリ!(笑)


Sbx80_tr909


よく「TR-606を買うとTB-303が欲しくなる(セットで使いたい)」という話は聞きますが、まさにそういったハードウェアフリークスの心をくすぐるデザインになっていますよね。
1980年前半のマシンでありながらタップでBPM(テンポ)の変更が出来たり、外部からの音声入力クリックに合わせてシンクできたりと(現在ではKORG社のMonotribeに同様の機能がありますね)いろいろな魅力を持っています。アイデア次第ではとても現代的に使えるマシンだと思います。なお当時の販売価格は198,000円。なかなか高価であったため個人ユースよりも主にスタジオ等で利用される事が多かったそうです。


では時間軸に沿ってクリップについて説明していきます。

まずド頭で入ってくるのはCASIOのSK-1です。


Monosynthdub_set08


SK-1にはいろいろな魅力があると思いますが、コイツから出てくる電子ビートはスプリングエコーをかけてやるととてもスペイシーな雰囲気になります。SK-1に興味のある方は以前のエントリーで扱っていますのでそちらをどうぞ。


http://caknobs.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/drum-machine-fa.html
※このエントリーの最後のほうにSK-1の説明があります。


SK-1の音声にぶつけるようにSBX-80のSTARTボタンを叩いて全体のシーケンスをスタートさせています。
ここからは気分、ノリ、思いつきといった要素でdubwiseしています(笑)

そして今回初めてセットに混ぜたのがaudio-technicaAT-DS30というマシンです。90年代後半ごろだったと記憶していますが、audio-technicaがDJギアを販売していた時期がありました。DJミキサーや3D音像エフェクターなどラインナップにありましたよね。そんな流れの中で発売されたのがこのマシンなのですがあまり市場で見かけることは少なかったように思います。生産台数も少なかったのでしょう。機能としてはサンプラーモードとサイレンマシンモードを切り替えて使うマシンです。2つのモードを混在させて使う事はできません。


Monosynthdub_set09


Monosynthdub_set10


クリップの2'01"あたりからコイツをトラックに混ぜています。
まずはサイレンモードで使い、ディレイやリバーブをかましています。そして2'16"のところでサンプラーモードに切り替えて遊んでいます。4つの緑色の丸ボタンにそれぞれブレイクビーツを振り分けてTAPしています。このサンプラー部分の同時発音数は1音です(笑)。例えばAのボタンを押して音を出している時は残りのB、C、Dボタンを叩いても音は鳴りません(先行音優先)。サンプリングした音ネタはピッチを変更できる仕様になっています。DJが現場でかけている曲に即興でBPMを合わせて使うイメージですね。残念なのはこのピッチ調整がサイレンモードの音のほうには掛からない(効かない)事です。ピッチフェーダーをいじることでサイレン音もぐねぐねピッチ調整できればかなり使えるサイレンマシンだったと思います。
※そういう意味では厳密にはサイレンマシンとは言えないかも知れません。正しく表現するならば単純な『サイレン音プレイバックマシン』ですね。
このマシンは最近ハードオフでジャンクで置いてあるのを見つけて購入したものなのでまだまだ練習中といった感じです。練習風景の様子を動画で残しましたので、このマシンに興味のある方は以下のクリップをどうぞ。


audio technica AT-DS30 Test tap from synccable on Vimeo.


ひとつ注意点です。
もし中古市場やオークションでコイツを見つけて購入を考える際にはアダプターが付いているかを確認する事をお勧めします。このアダプターのプラグ部分(機材本体に接続する端子部分)の形状がちょっと特殊で『センターピン』のあるタイプなので適合するアダプターを別途見つけるのは骨が折れると思います。


Monosynthdub_set11


サンプラーで遊んだあとはしばしアナログシンセのフィルター開閉とミキサー卓AUXからのエフェクトによって展開を作っています。
例えば4'59"のところではED-10の音をRolandのディレイSDE-2000に送り、その音のフィードバックを調整して約1分間フィードバック音を引っ張っています。つまみのついたディレイマシンはこういうふうにも遊べるので楽しいですね。

SDE-2000のフィードバック音が消えた後、6'08"からのメロディーにゆれを作っていますが、このビブラートはCMU-810のLFOを使って作ったものです。

そして7'10"辺りからフェードインしてくるクリックカウントはSBX-80についているメトロノームの音です。SBX-80はこのクリックカウントの出力端子を備えているのでラインで音を録ることができるんです。


Monosynthdub_set05


このピッコッコッコというカウント音=システム全体のクロックのノリと捉えてください。このノリに準じてマシン達が同期しているワケです。

クリップ終盤の8'10"辺りからはタイトル通りモノシンセ音をメインにした展開を作っています。モノシンセ音好きの方は是非そこからのオシレーター音の絡みもお楽しみください。


以上、Monosynths Dubのセッティング解説でした。

モノフォニックシンセ万歳!


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2011/05/29

Step Sequencer Chart for TR-626

必要に駆られてTR-626用のステップ入力シートを作りました。
たいしたものではありませんが見た目はこんな感じです。


Tr626_stepchart1_01


実際にはこんなふうに使うイメージです。↓
※ちなみに下のパターンはTR-626のマニュアルに載っている「サンバ2」というパターンを再現したものです。


Tr626_stepchart1_02


ステップシーケンスタイプのドラムマシンであれば音色名を書き換えれば流用できると思います。
上の画像をプリントアウトして手書きで使う事も出来ますが、たぶん下に用意したxlsファイルをエクセルやオープンオフィスなどで開き、データ入力していくほうがスマートだと思います。
※ファイルを開くと最初のシートとは別に上記のサンプルパターンを書き込んだシートも入れておきましたのでご参考にどうぞ。


「stepsequencechart1_for626.xls」をダウンロード


ご自由にお使いください。

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2011/05/01

[SET] Tap a old samplers

今回のエントリーはyoutubeにアップしたこのクリップについての説明です。


http://www.youtube.com/watch?v=NrcOLo6w768


セッティング全体像はこんな感じです。


20110429_todaysset1


いつもはどのようにマシンが同期されているかを説明していますが、今回のセットでは機材同士は一切同期していません。というか正確には同期機能の無いマシンでセットを組んでいます。使用機材とLINE OUTの引き回しはこのようになっています。


Tapasampler01


セットの中心部(サンプラー)はこの部分です。
VestaxのDSG-1、DSG-2とREXERのDRS-10です。DSG-2とDRS-10にはLoop機能がついています。


20110429_todaysset2


クリップをご覧いただければ分かるとおり、ものすごくシンプルな構成です。打ち込み(シーケンサープログラミング)は一切ナシ。その瞬間の感覚だけでパッドを叩いてビートを作っていきます。
シーケンサーでかっちり組んだプログラムパターンと違い、モタリやブレが随所で聴けると思いますがこのセットはそういったものを積極的に取り入れるのが良いと思います。せっかく人力でやっているんですからね。

自分は昔、サンプリングという手法で作ったHipHopに傾倒しており、Vestax DSGシリーズのようなプレイバックサンプラーと4chカセットMTRでトラックを作っていた時期がありました。その頃の記憶があるためこういうトラックは自分ではHip Hopだと思っています。MPCの原点でしょ、コレが!(笑)

Vestax_dsg1n2


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2011/04/04

[SET] drumtraks,REVO,tr-606 EF-303,Electibe-smk2,sk-1 ED-10's jam

SCI drumtraks,FUTURERETRO REVOLUTION,Roland tr-606 EF-303,KORG Electibe-smk2,CASIO sk-1 and YAMAHA ED-10で作ったグルーヴです。ゆったり(ぐったり?)しながらLOW帯域に壁を作っているキックとベースの音色に身をゆだねて聴いていくイメージを描いています。クリップのアドレスはコチラ→http://www.youtube.com/watch?v=C6aRaqwniOg


Dt_606_303jam0_2


今回のセッティングではREVOLUTONの制御端子系を存分に利用しています。信号の流れはこのようになっています。

Drumtraks_revo_303_606_sk1


では信号の流れを追ってみましょう。

まず、システムのマスターはSCIのdrumtraks(ドラムマシン)です。drumtraksのスタートボタンを押すと当然drumtraksが動き始めますが、そのテンポクロックをMIDIによってREVOLUTION(シーケンサー付きアナログシンセ)に送っています。
その信号を受けたREVOLUTIONはdrumtraksのテンポクロックを何系統も吐き出してくれるのです。今回はMIDI out信号でKORG Electribe-Smk2(サンプラー)を、MIDI through信号でRoland EF-303(アシッドパターンの再生に使用)を、DIN out信号でRoland TR-606(ドラムマシン)を制御しています。余談ですがREVOLUTIONというマシンは更にCV-GATEでも信号を吐き出してくれます。ですのでこのセッティングの中に更に例えばRoland SH-101(アナログシンセ)などをシンクさせることができます。(おまけにREVOで作ったシーケンスパターンはグライド(ポルタメント)情報も吐いてくれます)


Dt_606_303jam2


DIN信号を受けたTR-606はdrumtraksのテンポに同期して走ります。そしてTR-606はそのテンポで動きながら任意のパターンでHighTOM Trigger信号とLowTOM Trigger信号を吐き出す事ができます。今回はこのHighTOM Trigger信号によってYAMAHA ED-10を制御しています。ED-10で作られた音声信号は3台のBOSSハーフラックエフェクター(コンプレッサーRCL-10、ディレイRDD-20、フェイザーRPH-10)を通ってミキサーに送られています。
Electribe-Smk2は声ネタサンプルをプラスしています。また、Electribe-Smk2にあるMic in端子にマイクを入力し、生で歌いながらフィルターツマミをひねって抑揚を付けています。


Dt_606_303jam3


そしてCASIOのSK-1(カシオトーン)はどのマシンともシンクしていません。今回はSK-1のポルタメントを生かしてわざとレガートが出るような弾き方をしています。

REVOLUTIONというマシンにはMIDI信号のコンバータ的な側面があることが分かるセッティングでした。


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2011/01/28

[SET] Assemble a acrobatics

さて、今回はいつもとはちょっと違ったスタイルで作ったクリップをyoutubeにアップしました。


いつものクリップではハードウェア機材同士をCV/GATE信号やMIDI信号によってシンクさせてトラックを1発録りしていますが、今回のクリップではそのスタイルをとっていません。
今回はハードウェア機材でパートごとにパターンを作り、それをwavデータとしてPCに取り込んでからACID Music Studioで組み立てたものです。

使用した機材は以下の通り。

【使用機材 machines】
Roland TR-626
Roland TR-727
Roland EF-303
RolandDG CMU-810
KORG MS-2000R
KEIO GIKEN MiniPops-7
YAMAHA EMT-1
YAMAHA ED-10
SEQUENTIAL CIRCUITS Drumtraks
Futureretro REVOLUTION

ではクリップを見ながら順に確認していきましょう。


まず冒頭はシステムの立ち上げからスタートしています。いつものように1発録りする際には同時に複数の機材から音を出す必要があるためもっと多くのスイッチをONにする必要があります。(笑)

ビートが始まるのは0'27"から。まずはSEQUENTIAL CIRCUITSのDrumtraksのカウベルのカウントでスタートします。カウント後にバスドラムとスネアを使ってビートを作っていますが、この部分はDrumtraksからの出音だけではありません。Drumtraksのキックはそれ単体だけだとパンチが弱いと思います。キック音をメインにして踊るようなダンスチューンの場合ちょっと物足りないのです。ピッチを下げてローを厚くすればアタック感がなくなってしまうし、ピッチを上げてアタック感を出せばローが薄くなってしまうのです。ですので今回はDrumtraksのミックスアウト(メイン音声出力)からキックとスネアの音を拾い、パラでアウトされているキック音をYAMAHAのED-10に入力してその音をトリガーにしました。ですので今回のクリップでのキック音はDrumtraksキック+ED-10サブオシレーターで作られています。大きなスピーカーで聞いたり、ヘッドホンで聴いていただくと良く分かるのですが、ロー帯域はかなり低い周波数帯までカバーできています。なかなかの音圧だと思います。なおED-10の音にはうすーくディストーションもかけてあります。

0'37"秒でどアップで入ってくるのはRoland EF-303です。このマシンは本来エフェクターなのですが、パラメーターの中にドラム音源とベース音源も入っています。16本の縦スライダーで音程を決め、上部にあるツマミでレゾナンス値を決めたりフィルターの開閉を行っています。このマシンでしか出てこない独特なアシッドパターンが作れます。

このEF-303に重なって入ってくるのが京王技研(現KORG)のMiniPops-7というリズムボックスです。以前にも少し触れた事があるのですがコイツの発売は1966年です。なんと現在(2011年)から45年も前のプロダクトなのです。45年も前に作られた電子リズムですがその音色はとても魅力的です。余談となりますがこのマシンの「ギロ」の音色やビートの音程から推測するに、井上陽水さんのリバーサイドホテルの冒頭で聞けるリズム音色はこのマシンのものだと思います。

0'55"秒あたりで一瞬入るホイッスル音はRoland TR-727です。やはり727は飛び道具として面白いマシンですね。

その後、ブレイク時にはPIONEER CDJ-1000で声ネタスクラッチをし、1'02"秒から出てくるのがYAMAHAのEMT-1というFM音源モジュールです。
今回はこのEMT-1というマシンが個人的にとてもツボでした。もともとこの音源はYAMAHAのクラビノーバやポータトーン用の外部音源として販売されたものです。MIDI端子がついていてFM音源方式であることを考えると、たぶんDX-7(超大ヒットしたYAMAHAのFM音源フルデジタルシンセサイザー)が発売された1983~85年ごろのプロダクトではないかと思います。今回この音源をFutureretro REVOLUTIONのシーケンサーを使ってMIDI経由でコントロールしてみたのですがこれが大当たりでした。REVOLUTIONはベースマシンですのでかなりキー(ノートナンバー)の低い部分で音が鳴るため、EMT-1で想定された音色とは全く違う質感でパターンが再生されます。例えば1'14"秒からのエレクトロなパターンは『GUITER1』という音色です。全くギターではありませんよね。1'20"秒からの音色は『BRASS』。鳴らしてみて自分でもびっくりしたのですがかなり太いベース音になりました。このEMT-1は今後ともユニークに使っていきたいですね。

そして1'26"秒あたりから入ってくるパターンはEVANSのEVD-1007というディレイマシンの音です。このマシンはフィードバックを上げると外部からの音声入力が無くても自己発振するディレイです。(いくらフィードバックを上げても発振しない設計になっているディレイも多いです)クリップの中でもフィードバックをひねって発振音を出しています。で、発振させたままディレイタイム設定のつまみをひねってやる(ディレイタイムを段階的に変える)事で音程が作れるという寸法です。このEVD-1007の発振はフィードバックをフルにしたときにちょうど気持ちよい感じの発振になるため発振音発生器としても使う事が多いマシンです。youtubeなどで"Self-Oscillation" "delay"あたりのワードで引っ掛けてやるといろいろなカラーの発振があるのが分かると思います。

続いて1'38"秒辺りからでてくるのがRoland TR-626とKORG MS-2000R(アナログモデリングのデジタルシンセサイザー)の組み合わせです。ここではTR-626は音源としては使っていません。TR-626でドラムパターンを組み、そのパターンを走らせるとキックやスネアなどそれぞれの音源に割り振られたノートオン信号をMIDIで吐き出してくれるのです。しかもそのパターンを走らせている最中でもパッドを叩くとそのパッド部分のノート信号もきちんと出力されるのです。で、そのMIDI信号によってMS-2000Rを鳴らしているのです。つまりTR-626のシーケンサーグルーヴで外部音源を鳴らすことができると言う事ですね。音色を変えたり音源を変えることでいろいろな表現ができます。クリップの中ではシーケンスを走らせて鳴らしているパターンに手打ちでのパターンもプラスしてMS-2000Rを鳴らしました。ちなみに最初は同じ事をTR-707でやろうと思ったのですが、TR-707の場合シーケンスパターンのMIDI情報吐き出しはしてくれるのですが、パッドを叩いた際の信号は出力されませんでした。やはりTR-626はRoland社ドラムマシンの最終形態だけありますね。応用が利きます。

次のブレイクで出てくるのは昔、香港に行った際に現地で買ってきたトーキング電卓です(笑)中国語で数字を読み上げてくれます。当然ラインアウトなどありませんのでマイクをくっつけて直に録音しました。

そして最後はtechnosaurusのCYCLODON(サイクロドン)とRolandDGのCMU-810の組み合わせです。CYCLODONはCV/GATEという信号を制御してくれるアナログシーケンサーです。CMU-810はアナログシンセですが鍵盤のついていない音源ですのでこのアナログシーケンサーでコントロールしています。16ステップのシーケンサーなのですが本体左下部に4つのスライドスイッチが付いており、このスイッチングの組み合わせによってステップ数を1~16まで任意に切り替える事ができるのです。クリップでも一番最後はステップ数を1つにして単音だけを鳴らしています。

以上が今回のクリップの説明となります。今回のように古いマシンの音をサンプリングしてトラックに混ぜていく手法はオールドマシンを自分のトラックの中に混ぜ込む手法として一番てっとり早い方法なのではないでしょうか?

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2011/01/16

[SET ] Dubbin' electricityセッティング

youtubeにアップしたDubbin' electricityという動画についてのエントリーです。URLはコチラ↓

http://www.youtube.com/watch?v=VC13Vcpx8MQ

接続は以下のようになっています。

Dubbinelectricity_set

機材はこれらを使いました。

【使用機材 machines】
Mixer Mackie 1604Vlz3
Roland TR-707
Roland TR-606
RolandDG CMU-810
KORG Electribe-s mk2
REXER DRS-10
YAMAHA ED-10
Futureretro REVOLUTION
and guiter.

[エフェクター EFX units]
Vestafire RVD-901
MAM VSR-3
TOA Model-310D
Roland SDE-2000
EVANS EVD-1007
Vestax DIG-400
and more some Boss half lacks.

システム全体の見た目はこんな感じ。

2011dubsetting_8

今回はドラムマシンやシンセの操作ではなく、ミキサー卓の操作によって展開を作る『ダブスタイル』でトラックを作りました。

自分がメインで使っているミキサーはMackieの1604Vlz3というもの。16チャンネルのミキサーですが今回はその16チャンネルをフルで使用しました。

2011subsetting_mixer

実際にどのようにミキサーを使用しているかについては説明クリップにてご確認いただけます。

http://www.youtube.com/watch?v=_c38jOw99n4

で、今回特に注目したいエフェクターはコイツ、TOAのModel-310Dという3チャンネルのディレイマシンです。

2011dubsetting_toamodel310d

中古楽器屋やハードオフでもあまり目にする事のないマシンです。多分市場に出回った絶対数が少なかったのだろうと推測しています。

ともかく、このマシンのフロントパネルのかっこよさにはシビれます。フィードバックやモジュレーションの調整もひねるつまみではなく縦スライダーです。

2011dubsetting_toa2

うっとりです。(笑)
そしてコチラも魅力的なディレイタイム表示部分。L、C、Rチャンネルそれぞれ独立したメーターがついています。数字部分を囲む平行四辺形の赤いラインや文字の水色がよりいっそう80年代っぽくて良いと思いませんか?

2011dubsetting_toa3

やはりdubするときにはたくさんのディレイマシンにかこまれたいものです。

それともうひとつ。サンプリングソースについて。

今回は2種類のカシオのキーボード、Casiotoneの音色をサンプリングしました。
Electribe-Sに取り込んだのはSK-1の音色。
DRS-10に取り込んだのはMT-68の音色です。
特にDRS-10のほうには独特の『荒れ』が出ています。

以上、電子音DUBでした。


caknobsのムービーはこちらでチェック
http://www.youtube.com/user/Caknobs

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2010/12/26

[SET] TR-707 TR-727 EF-303 SH-101 setting

youtubeにアップしたトラックのセッティングの解説です。

こんな音を出しました。

クリップの長さが7'07"なっていたのには後から気付きました。素晴らしいサプライズでした(笑)

ハード機材好きな俺はセッティングを組みあげる時によく頭に思い描くコンセプトがあります。それはズバリ『コクピット』です。ミキサー卓を中心にしたハード機材セッティングはスペースシップのコクピットなわけです。ドラムマシンのスタートボタンでシステムが走ると共に宇宙空間ジャーニーが展開される、と。あれ?ニュアンス伝わっていませんか?
まさに今回のセッティングはそういった偏執(笑)によってハードを置く位置を決めています。

20101226todays_set1

だからコクピットから体を移動させずに極力左右の手の届く範囲でつまみいじりができるバランスになっています。

主な使用機材は以下の通り。

【使用機材 machines】
Roland TR-707
Roland TR-727
Roland TR-606
Roland EF-303
Roland SH-101
YAMAHA ED-10
Novation Bass station

Futureretro REVOLUTION

信号の流れはこんな感じです。 ↓

707_727_303_101_revo_basta__2 
※画像クリックで拡大表示されます。If you click this image, a big image can be seen.

このセットでメインになっているのはやはりTR-707×2とTR-727です。

Tr707_tr727 

今回のセッティングでは3台とも「STEP WRITE」モードにしてパターンを走らせます。この状態だと707と727はシーケンスを走らせたままリアルタイムにパターンの抜き差しができます。youtubeにアップしたクリップでは主に下段の707でキックパターンを、中段の707はスネアパターンを、上段の727はマラカスを担当させました。そしてもう一つ大事なポイントですがこの707と727は全て倍速でシーケンスを走らせています。一見BPM(テンポ)85くらいのゆったりしたパターンに思えますが実は倍のBPM170で走っています。そのためこのクリップの途中で出てくるようなドラムンベースのようなこまかなリズム刻み(32分打ち)ができるわけです。

この3台のマシンはBPM170で動き、REVOLUTIONとEF-303はBPM85で同期するという芸当ができるのはKORGのシンクロナイザーMKS-30のおかげです。ちなみにこの倍速シーケンサー疾走はテクノ界ではとても有名なHARD FLOOR(ハードフロア)が行っていた手法として世に広まっています。

マスターとなっているTR-707から出されたBPM170のシーケンスクロックはMKS-30で半分のクロック数になりREVOLUTIONとEF-303をシンクロさせているワケです。

Ef303

EF-303をシンクロさせていると書きましたがこのEF-303というのは本来は16ステップのフェーダーコントロールドエフェクターです。ただ、今回利用したのはエフェクターとしてではなく、内蔵されている「シンセベース」です。コイツの特性としてキッチリと正確にドレミの12音階を作るスタイルには向いていませんが、思いつきで16ステップ縦フェーダーを操作して思いもしない偶然のフレーズを生み出す事ができます。この操作感はこのマシン固有のものですね。ナイスインターフェイスだと思います。タップでもMIDIシンクでもBPMを調整できるのも嬉しい点です。

Revo_bsta_101_ed10

そして今回はTR-606のTRIGGER OUTを使ってYAMAHA ED-10とRoland SH-101の発信タイミングを制御しました。クリップど頭でブーーーンと鳴るロングディケイのキックはED-10で作った音色です。SH-101はラムちゃんが飛んでいるような音を鳴らしています。

更に手弾き用のインターフェイスにNOVATIONのBassStationを使いました。

Bass_sta

このベースステーションは2オシレーターのシンプルなアナログシンセです。なんといってもコイツの魅力は「電池稼動可能な持ち運びが容易なアナログシンセ」という点です。今回はどのマシンとも同期していません。

Bsta2

このベースステーションには鍵盤の付かないラックタイプのものもありどちらも所有していますがやはり好きなのはこの鍵盤タイプのものです。(ラックタイプは他のマシンでも代用できますがこの電池稼動できるアナログシンセというものは他にはなかなか無いからです。他にはYAMAHAのCS-01、Roland SH-101、TB-303くらいでしょうか?)

20101226todays_2

今回のTR-707とTR-727のSTEP WRITEを生かしたリアルタイム演奏法はまだまだ改善の余地があるように思います。単に「リズムの抜き差し」というイメージではなく「グルーヴを作り変える」イメージのほうが良いのだと思います。

youtubeのcaknobsチャンネルはこちら
http://www.youtube.com/user/Caknobs

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