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2011/12/10

[SET] Sequencer 606 (TR-606x2 ED-10x3 DRP-2 SH-101 MAB-303 and more)

youtubeで公開している『Sequencer 606 (TR-606x2 ED-10x3 DRP-2 SH-101 MAB-303 and more)』という動画のセッティングについての解説です。

動画のURLはコチラになります
http://www.youtube.com/watch?v=ewshgl3abCw

※動画前半はセッティング説明ですので、手っ取り早く音を聴きたい方は4'00"あたりからご覧ください。

 

今回はYAMAHA ED-10をたっぷりフィーチャーしてセッティングを作りました!ED-10はもともと叩いて音を出すドラムパッドですが今回のセッティングではED-10を叩かないで利用しています。

 

ではどんな機材でセットを組んでいるか見ていきましょう。以下のような機材を使用しました。

 

【使用機材 / Machines】
YAMAHA ED-10 x 3 (Drum pad)
Roland TR-606 x 2 (Drum machine)

Boss DRP-2 (Drum pad)

Roland TR-626 (Drummachine)
Roland SH-101 (Analog synth)
Roland EF-303 (16step efector)
WillSystems MAB-303 (Analog synth)

 

 
 
Ed10_606set_01_1_2

 

 
クリップの中でも触れていますが、今回のセッティングではTR-606の音声は使っていません。
TR-606はED-10を鳴らすためのトリガー信号を発しているだけで内蔵された音源は使っていないのです。言い換えれば『TR-606のシーケンサーが持っている固有のグルーヴ(ノリ)でED-10を鳴らす』と言えます。そのため普通にTR-606で作ったトラックよりも、よりハウスっぽい要素が強いかもしれません。信号の流れはこんな感じです。

Ed10_606set_2

実は今回のセッティングは以前からやってみたいと考えていたものだったのですが、ED-10を1枚しか所有していなかったので実現させることができませんでした。しかし今回はED-10を更に2枚用意しました。twitterでつながっている機材バカ友人(twitter @hi4maさん)の機材だらけのプライベートスタジオに遊びに行ったところED-10が転がっているのが目に付き、半ば強引に2枚のED-10を借りてきたのです。おかげでED-10を叩かずに並べて使うこのセッティングが作れたというわけです。夢がかなったよhi4maさんありがとうございます!

 

Ed10_606set_03
※我が家につれてきたED-10。ウチで動いていた兄弟との対面を果たす

 

では信号の流れを追いながら説明していきましょう。

 

 

システムのマスターになっているのはセッティングシート左上のTR-606です。このTR-606はED-10を制御する2系統のTRIGGER OUT信号のほかにDIN SYNC OUT信号も利用します。このDIN SYNC OUT信号はまずKORGのシンクロナイザーKMS-30に入っています。
 

 
Ed10_606set_05
※接続されているのは左からDIN SYNC OUT、Hi TOM TRIGGER OUT、 Lo TOM TRIGGER OUT、アダプターのケーブル

 

KMS-30に入ったマスターTR-606のテンポクロック信号はDIN SYNC OUTx2、MIDI OUTx2に分配できます。このセッティングではそのうちDIN SYNC OUTx1、MIDI OUTx2を使っています。まずDIN SYNC OUT信号によってもう1台の右側のTR-606を同期させています。

 

Ed10_606set_08

 

右のTR-606も音声アウトは使わずにTRIGGER OUTx2のみを使用しています。この左右のTR-606から得た計4つのTRIGGER OUT信号によってED-10x3とDRP-2の4つのドラムパッドの鳴るタイミングを制御しているわけです。

 

Ed10_606set_02

 

4枚のドラムパッドでそれぞれキック、スネア、ハイハット、タムの音色を作ってその音色の鳴るタイミングを2台のTR-606でコントロールしてやっているこの部分が今回のセットの肝になっています。

 

続いてKMS-30からアウトさせた2系統のMIDI OUT信号です。
まず一方はTR-626にひっぱています。このTR-626も今回は音声アウトを使っていません。MIDIで受けたマスターTR-606からのテンポクロック信号をトリガー信号に変換するためのコンバーターとして使用しています。TR-626はリズム音色ごとのパラアウト端子を持っていますのでそれを考慮すると贅沢な使い方かもしれませんね。 

 

Ed10_606set_11

 

ここで作ったトリガー信号によってSH-101のシーケンスフレーズはマスターテンポクロックに同期させることができています。SH-101はアナログシンセなのでのフィルターやポルタメントなどのつまみをリアルタイムにいじってやることでいろいろな表情がつけられます。

 

Ed10_606set_10

 

もう一方のMIDI OUT信号はRolandのEF-303に入っています。

 

Ed10_606set_06

 

EF-303は本来エフェクターです。また、パラメーターのひとつに『Synth Bass』というモードがあり内蔵しているアシッドベース音色を鳴らすこともできますがやはり今回はそのどちらの機能も使っていません。
今回使用したのはEF-303が持つ16stepのシーケンサー部分です。

※EF-303本来のSynth Bass音を知りたい方は以前youtubeにアップした動画をご確認ください。クリップの1'45"あたりからをご覧頂くと音色が確認できます。

■caknobs drumtraks,REVO,tr-606 EF-303,Electibe-smk2,sk-1 ED-10's jam
http://www.youtube.com/watch?v=C6aRaqwniOg

 

Ed10_606set_07

 

この16本並んだ小さな縦フェーダー(スライダー)1本1本がステップになっており、縦フェーダーを上下にスライドさせてやるとピッチ(音程)も上下します。フェーダー1本1本のピッチを個別に調整してシーケンスパターンを作っていくわけです。この16stepシーケーンサーで作ったシーケンスパターンはMIDI情報として外部に吐き出すことができるためそれを使ってMIDI外部音源を鳴らしてやることができます。
今回この信号で制御してやったのはWillSystemsのMAB-303というアナログシンセモジュールでした。

 

Ed10_606set_12

 

このMAB-303は名称からも想像できるようにRoland社のTB-303のような音を出すアナログシンセです。今回はEF-303のステップシーケンサーで作ったウニョウニョしたパターンを生かすためにこの音源をセレクトしてやりましたが、MIDI受けのできる音源ならばアナログ音源にこだわることはありません。PCMのマルチティンバー音源の、例えばピアノ音色なんかをEF-303から鳴らしてやるのも手弾きしたのとは違ったニュアンスになるので面白いと思います。

 

今回youtubeにアップしたクリップではいわゆるハウスのような4つ打ちのノリでリズムを作りましたが、ED-10で作り出す音色やTR-606のテンポやドラムパターンを変えてやることでもっとゆったりしたアブストラクトのようなものやリズムを強調しないアンビエントのようなものも作れます。アイデア次第でいろいろなものが作れるセッティングの紹介でした。

これをやってみて再認識したのはやはり自分にとってTR-606は特別なドラムマシーンであるという事でした。Drumatixフォーエバーッ!

 

Ed10_606set_13

 

 

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