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2011/07/05

[Set] 505disco ゴーマルゴディスコ

今回のエントリーはyoutubeにアップした『505ディスコ』というクリップのまとめです。
クリップのURLはコチラ ↓

http://www.youtube.com/watch?v=PiE_aXh-lEI

使用した機材と信号の引き回しはこんな感じになってます。

505disco_setting01

全体像と使用機材は以下の通り。

505disco_setting

【使用機材・Mchines】
Roland Paraphonic505
DOEPFER MS-404 with Cyclodon
SCI drumtraks
YAMAHA ED-10 ,EMT-1
FUTURERETRO REVOLUTION
KORG ES-1mk2

Sequential Circuit incのdrumtraksをシステムマスターにしてMIDI信号をREVOLUTIONに送り、REVOLUTIONのMIDI outとDIN Sync outを使って他のマシンを制御しています。また、drumtraksのパラアウトからキックの音だけを個別に引き回してそれをYAMAHAのED-10(アナログドラムパッド)を発音させるトリガー信号として利用しています。ですので今回のトラックのキック音はdrumtraksのキックとED-10のオシレーター音をミックスしたものになっています。

Drumtraks_ed10

そしてこのクリップを作るのに久々に引っ張り出してきたのが今回のセットでのメイン機材とも言えるParaphonic505(RS-505)になります。

Roland_paraphonic505

Paraphonic505_frontlogo

Paraphonic505_backlogo

バックパネルのデカRolandロゴがなんともステージ映えしそうですね。
音作りセクションはこんな感じです。

ベース音(左手)セクション ↓

Paraphonic505_basspart

シンセパッド音(右手)セクション ↓

Paraphonic505_synthpart

背面端子類 ↓

Paraphonic505_terminal

Paraphonic505は1978年にRolandから発売されたアナログシンセです。この時代のアナログシンセはまだモノフォニック(鍵盤を複数押しても1音しか出ない)のものも多く、和音が出せないシンセサイザーはポピュラーなものでした。そんな中で世に出されたのがこのParaphonic505でした。マシンの名称となっている「パラフォニック」という造語も、それまでのモノフォニックという名称に対するカウンターでした。(注:電子オルガンやメロトロンなど同時発音できる鍵盤楽器は他にも既にあった時代です)

余談ですが自分が聞いたことのある話ではシンセサイザー奏者の喜太郎さんやスティービーワンダーもこのマシンを愛用していたそうです。モノフォニックシンセサイザーを使ったレコーディングでは和音を録音しようとした場合、1音1音を単音弾きし、多重録音によって和音を作る必要がありました。例えばルートCのトライアドコード(ドミソの3和音)をレコーディングしたい場合、まずはドの音を録音した後それにかぶせるようにミの音をかさねて録音し、2音が重なった音に更に今度はソの音を重ねていくという作業が必要だったわけです。つまりコードやハーモニックを思い描いた通りに再現しようとすると膨大な手間がかかっていたという時代だったのです。そのため1台で和音が表現できたこのマシンは一部のキーボーディストに大変喜ばれていたそうです。ゴダイゴのミッキー吉野さんもこのマシンの愛用者の一人で、名曲「THE BIRTH OF THE ODYSSEY」でもこのマシンを使用されているそうです。

参考URL THE BIRTH OF THE ODYSSEY - MONKEY MAGIC
http://www.pideo.net/video/nicovideo/e8ef8387ef256107/

ああ、何度聴いてもイマジネーションがぐんぐん広がるミックスです。カッコいいなぁ。

ちなみにこの時代は各社こぞってポリフォニックマシンを開発しており、同じくRolandのJUPITOR-4も1978年に発売されています。他メーカーのポリフォニックマシンを見てみるとSequential Circuit incの名機Prophet-5の発売も同時期の1977年で、KORGのΣ(シグマ)Λ(ラムダ)Δ(デルタ)の発売は1979年といったように各社共にポリフォニックのシンセサイザー開発に注力している時代でした。

さて、今回のクリップではそんなParaphonic505のウリであるストリングス音色はほとんど利用せず、主にベース音色を利用してメロディーを弾いています。自分にはこのマシンのベース音色はとてもファンクネスあふれる音色のように感じられます。ねばっこいと表現したらよいですかね。ファンクダンスチューンにとてもマッチすると思うのです。
こういったイメージを増幅させたいと思い、REVOLUTIONで打ち込んだアシッドベースパターンもファンキッシュなパターンにしてみました。
このアシッドベースパターンの音色ですが、REVOLUTION本体の出音と、REVOLUTIONのMIDI out信号によって制御したYAHAMA EMT-1の音色をユニゾン演奏させています。

20110703set02

以前にも触れた事がありますがEMT-1はFM音源です。このFM音色がとても現代的なエレクトロダンスチューンっぽい質感を作ってくれます。例えばクリップの6'46"辺りの音色変化はEMT-1のプリセット音変更によるものですが、なかなか攻撃的な音色になっていると思いませんか?REVOLUTIONでカットオフフィルターを開いた時のハイ帯域のビキビキ感とは異なったビキビキ感が得られるためとても重宝しています。

このREVOLUTIONで作ったアシッドベースシーケンスパターンとは別のシーケンスをプレイバックしているのがDOEPFERのMS-404です。先日のエントリーでも紹介したように自分の持つこのMS-404はCV/GATEのin outの変更をしてあり、外部からのCV/GATE信号でコントロールできる仕様になっています。今回はREVOLUTIONのDIN Sync outのクロックでアナログシーケンサーのCyclodonを制御し、そのCyclodonで作ったシーケンスパターンでMS-404を鳴らしてやりました。

こんな感じに作った今回のトラックですが、ひとつ今回再認識した事があります。
やはりピッチを下げたdrumtraksのスネア音色はこういったミドルテンポダンスチューンに向いているなあという事です。4ッ打ちキックの2拍と4拍にスネアが入るシンプルな8ビートをdrumtraksで再現すると80'sテイストを持ったディスコビートになってとても気持ちよいです。こういったパターンのですね ↓

Samplepattern_8beatdisco

ファンクネスです。黒いなぁ!(笑)

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