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2010年12月

2010/12/26

[SET] TR-707 TR-727 EF-303 SH-101 setting

youtubeにアップしたトラックのセッティングの解説です。

こんな音を出しました。

クリップの長さが7'07"なっていたのには後から気付きました。素晴らしいサプライズでした(笑)

ハード機材好きな俺はセッティングを組みあげる時によく頭に思い描くコンセプトがあります。それはズバリ『コクピット』です。ミキサー卓を中心にしたハード機材セッティングはスペースシップのコクピットなわけです。ドラムマシンのスタートボタンでシステムが走ると共に宇宙空間ジャーニーが展開される、と。あれ?ニュアンス伝わっていませんか?
まさに今回のセッティングはそういった偏執(笑)によってハードを置く位置を決めています。

20101226todays_set1

だからコクピットから体を移動させずに極力左右の手の届く範囲でつまみいじりができるバランスになっています。

主な使用機材は以下の通り。

【使用機材 machines】
Roland TR-707
Roland TR-727
Roland TR-606
Roland EF-303
Roland SH-101
YAMAHA ED-10
Novation Bass station

Futureretro REVOLUTION

信号の流れはこんな感じです。 ↓

707_727_303_101_revo_basta__2 
※画像クリックで拡大表示されます。If you click this image, a big image can be seen.

このセットでメインになっているのはやはりTR-707×2とTR-727です。

Tr707_tr727 

今回のセッティングでは3台とも「STEP WRITE」モードにしてパターンを走らせます。この状態だと707と727はシーケンスを走らせたままリアルタイムにパターンの抜き差しができます。youtubeにアップしたクリップでは主に下段の707でキックパターンを、中段の707はスネアパターンを、上段の727はマラカスを担当させました。そしてもう一つ大事なポイントですがこの707と727は全て倍速でシーケンスを走らせています。一見BPM(テンポ)85くらいのゆったりしたパターンに思えますが実は倍のBPM170で走っています。そのためこのクリップの途中で出てくるようなドラムンベースのようなこまかなリズム刻み(32分打ち)ができるわけです。

この3台のマシンはBPM170で動き、REVOLUTIONとEF-303はBPM85で同期するという芸当ができるのはKORGのシンクロナイザーMKS-30のおかげです。ちなみにこの倍速シーケンサー疾走はテクノ界ではとても有名なHARD FLOOR(ハードフロア)が行っていた手法として世に広まっています。

マスターとなっているTR-707から出されたBPM170のシーケンスクロックはMKS-30で半分のクロック数になりREVOLUTIONとEF-303をシンクロさせているワケです。

Ef303

EF-303をシンクロさせていると書きましたがこのEF-303というのは本来は16ステップのフェーダーコントロールドエフェクターです。ただ、今回利用したのはエフェクターとしてではなく、内蔵されている「シンセベース」です。コイツの特性としてキッチリと正確にドレミの12音階を作るスタイルには向いていませんが、思いつきで16ステップ縦フェーダーを操作して思いもしない偶然のフレーズを生み出す事ができます。この操作感はこのマシン固有のものですね。ナイスインターフェイスだと思います。タップでもMIDIシンクでもBPMを調整できるのも嬉しい点です。

Revo_bsta_101_ed10

そして今回はTR-606のTRIGGER OUTを使ってYAMAHA ED-10とRoland SH-101の発信タイミングを制御しました。クリップど頭でブーーーンと鳴るロングディケイのキックはED-10で作った音色です。SH-101はラムちゃんが飛んでいるような音を鳴らしています。

更に手弾き用のインターフェイスにNOVATIONのBassStationを使いました。

Bass_sta

このベースステーションは2オシレーターのシンプルなアナログシンセです。なんといってもコイツの魅力は「電池稼動可能な持ち運びが容易なアナログシンセ」という点です。今回はどのマシンとも同期していません。

Bsta2

このベースステーションには鍵盤の付かないラックタイプのものもありどちらも所有していますがやはり好きなのはこの鍵盤タイプのものです。(ラックタイプは他のマシンでも代用できますがこの電池稼動できるアナログシンセというものは他にはなかなか無いからです。他にはYAMAHAのCS-01、Roland SH-101、TB-303くらいでしょうか?)

20101226todays_2

今回のTR-707とTR-727のSTEP WRITEを生かしたリアルタイム演奏法はまだまだ改善の余地があるように思います。単に「リズムの抜き差し」というイメージではなく「グルーヴを作り変える」イメージのほうが良いのだと思います。

youtubeのcaknobsチャンネルはこちら
http://www.youtube.com/user/Caknobs

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2010/12/04

[SET]drumtraks 6parallel out setting

youtubeにアップしたトラックのセッティングの解説です。

http://www.youtube.com/watch?v=nBXIYcuX7G8

今回はdrumtraks(ドラムマシン)をこれまでとは異なった形でセットに組み込みました。これまでアップした動画ではdrumtraksはミックスアウト(モノラルアウト)を利用していますが今回は6チャンネルのパラアウトを利用してリッチな音作り(笑)をしました。

主な使用機材は以下の通り。

【使用機材 machines】
SCI drumtraks
Roland SH-101 CMU-810
Futureretro REVOLUTION
YAMAHA ED-10
KORG Electribe-S mk2

ではセッティングシートを見てみましょう。

Drumtraks_paraoutset1204 
※画像クリックで拡大表示されます。If you click this image, a big image can be seen.

はい、これが全体図です。

Drumtracs_paraset

まずトラック冒頭のシンセ音はRoland SH-101のものです。
今回、このセットではSH-101はどのマシンともシンクしていません。LFOのスピードとフィルターの開閉はリアルタイムに行いました。

Sh_lfo_2 

LFOを最速にするとムーンクレスタを思わせるようなSEっぽい音になってなかなか気持ち良いですね。

【参考】 Moon Cresta on youtube
http://www.youtube.com/watch?v=jQjtiSZwXOc&feature=related

パラアウトされたdrumtraksの音色はチャンネルごとにイコライジングとエフェクト処理を施しました。例えばキック音色の「奥行き」とスネア音色の「左右の広がり」に集中すると特にパラアウトの恩恵を感じる事ができるかと思います。

Dt_paraout

当然今回のようにチャンネルごとに音を作ったほうが奥行きや広がりのある音像を作れるのですが、ミキサーのチャンネル数という制約があるためなかなか全てのチャンネルをパラレルで使用することは少ないです。もっとチャンネル数の多いミキサーが欲しいです。

Electribe-sはCASIOのMT-68で手弾きしたメロディーフレーズをサンプリングしています。

Electribe_mt68

ちなみに取り込んだ音色はMT-68の『vibra-phone』ですがあまりビブラフォンには聴こえません。このリアルではない作り物の電子音はカシオトーンの魅力でもあると思います。

ここ4~5年の個人的な嗜好でBPM(テンポ)はゆったりめにしました。ゆるいBPMのエレクトロビートをまったり楽しみましょう。

caknobsのムービーはこちらでチェック
http://www.youtube.com/user/Caknobs

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