2013/05/09

機材を入手したオハナシ TAMA TECHSTAR TAM500

今回まとめたいのはドラムで有名なTAMA社が1985年に発売したTECHSTAR TAM500というアナログエレクトリックドラムを入手したオハナシです。日本で最も有名なアナログエレドラと言えばSimmons社のSDSというシリーズです(CCBが使ってヒットソングを飛ばした事から認知度が高まったのも理由のひとつ)。もちろんSDSシリーズも欲しいものの1つですが、使い勝手の良いアナログエレドラ音源を入手できてホクホクという状態なのです。

エレドラの音色ってどんなのか良く分からないやというあなたにはこんなURLをプレゼンツ。youtubeにあったSimmons SDS5のデモ演奏です。

http://www.youtube.com/watch?v=QwKX26LGnsk

はい、こんなトゥントゥンした音色です。
1970年代後半から1980年代中ごろまで、こんなふうに音源部分がアナログ音源(アナログシンセサイザー)になっている電子ドラムが販売されている時期がありました。このTAM500というのもそんな時代に生まれたものです。
なお、現在でも様々なメーカーからエレドラと呼ばれるものは販売されていますが、現行のエレドラの音源はPCM音源のものがほとんどです。ですのでリアルさ(生ドラムっぽさ)を求めたり、メモリされている何十、何百というドラムキット音色をいろいろ使いたいという方には非常に便利なものだと思いますが、PCM故に音色自体をリアルタイムに可変させていくという事は非常に苦手なものなのです。もし、今回のエントリーでアナログエレドラに興味を持って自分も所有したいと考えた方はその辺り、ご注意ください。『電源を必要とする電子的なドラム』というくくりではどちらも確かに"エレドラ"ですが、前者と後者では仕組みも出てくる音も出来る事も異なっている全くの別物です。

それでは始めましょう。まずは簡単にTAM500のスペックからご紹介。

 

■TAMA TECHSTAR TAM500 specification / 仕様

5オシレーター (ベースドラム、スネア、タム1、タム2、タム3)
5トリガーイン
5パラ(音声)アウト
6パラメーター (アタック、ディケイ、ノイズ、ベンド、チューン、トーン/ノイズバランス)
1ミックスラインアウト
1ヘッドホンアウト

5 oscillator (Bass,snare,TOM1,TOM2,TOM3)
5 TRIG in
5 parallel (each) out
6 parameter (Attack,Decay,Noise,Bend,Tune,Tone/Noise)
1mix out
1phones out

Tam500_front1

と、まあこんなスペックのマシンです。
以前からアナログ音源のエレドラが欲しいと思っていた自分には衝撃的な出会いでした。もちろんスゲー興奮しましたよ。

ではコイツが我が家にやってきたいきさつをいつものようにまとめて行きましょう。長々と(笑)

» 続きを読む

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2013/04/26

Ani-Zoo with caknobs (生ベース+機材セッションの巻)

さてさて、先月(2013年3月)の話になりますが足立区は梅島にてAIR BOURYOKU CLUBというラップユニットと遊ばせて貰ったエントリーを書き残しました。コレですね ↓

AIR BOURYOKU CLUB with caknobs (Performance at Umejima Adachi Ward)
http://caknobs.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/air-bouryoku-cl.html

普段の自宅での機材いじりの際はどうしても一人でのパフォーマンスになってしまう事が多いのですが、そうやって他人様と一緒に音を出すのはやはり普段とは違った刺激があって楽しいと再認識していました。
そんな折、別のあるアーティストさんから声をかけていただき、3月末に一緒にセッションできる機会に恵まれました。今回のエントリーはその楽しかった時間を文字に残しておこうと考えてのエントリーです。

それではまずそのアーティストさんのご紹介から。
名前は『兄蔵 / Ani-Zoo(アニゾー)』さん。バンドスタイルではなく、ベース1本のソロプレイで自身の世界観を創られている方です。エレキベースというと基本的に4弦のものが思い浮かびますが、アニゾーさんはベースパート、コード的なパート、メロディー的なパート、パーカッション的なパートなどを全て1人でまかなうような奏法をされるため4弦だけでなく、6弦ベースや7弦ベースでもプレイをされるとんでもないテクニシャンです。
また、アニゾーさんはストリートでもパフォーマンスされています。もしかしたらあなたも新宿駅南口周辺(彼のストリート定期プレイ場所)でアニゾーさんを目にした事があるかもしれません。参考までにyoutubeに上がっているアニゾーさんのストリートプレイの様子です。

Anizo Street Live Show @Shinjuku Station South-East EXIT
http://www.youtube.com/watch?v=o3RhDrHM3TA
※ライン録りのクリアな音声の演奏やPV風にきちんと編集された動画もyoutubeにはあるのですが、あえてストリートの喧騒が混じって聴こえて来る動画にリンクを貼りました

こんな方です。1つの楽器でここまで自分の感情を表現できるのは本当に羨ましいかぎりです。
ではこの方とどんないきさつでセッションする事になったかという部分から話を始めましょう。以下リンク先に続く!
 

» 続きを読む

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013/04/19

動画編集の環境について (質問へのご返答)

先日、コメント欄にこんな質問をいただきました。
返答を書いているうちにどんどん文字量が多くなってしまったので、コメント欄への返信ではなく新しいエントリーとしてこちらにまとめさせていただきました。

『ポポ』さんからいただいた質問はこんなものでした。

-----------------------------------------------------------

投稿: ポポ
いつも楽しく動画拝見しています。
もう何年も前から見てますよ。
今日初めてコメントします。
ボクも機材オタクで宅録してます。
質問がありコメントしました。
ボクもユ-チューブに投稿したいのですが
どんな動画編集ソフトやカメラを使えばいいのか?
そっちの機材のことがまったくわからないです。
いつもいい感じで撮影や編集をされているのを見てどんな機材使うのか、アドバイスなどあったら教えてください。

-----------------------------------------------------------

嬉しいです!以前から見ていただいているだけでなく、コメントまでいただけるとは。
ポポさんありがとうございます、感謝!


そんなわけで今回のエントリーは音楽機材ではなく、自身の動画編集のやり方について書いていこうと思います。
長文になってしまうと思いますがお許しください。ではご質問の件にお答えしていこうと思います。

まずはカメラについて。

例えばご質問のコメントいただいたエントリー内の、TOA DE-1000の動画( http://www.youtube.com/watch?v=02WwfFN6bss )では部屋の中に2本の三脚を立てて、別アングルから同時に2台のカメラを回しています。
1台はCanonのデジカム、FS21というものです。FS21は2009年発売の商品のため現在では画質もさほど良くないデジカムなのですが、現行機種ではほとんど見られなくなってしまったアナログのマイク入力端子(ステレオミニプラグ)が付いているのと、48倍という高倍率の光学ズームが付いているという点が気に入って使っています。家庭用の安価なビデオカメラなのにこのくらいのズームができてしまうんです。動画の22秒辺りで最大ズームしています。
参考:以前撮影した月→ https://vimeo.com/33468138
もう1台はRICOHのデジカメ、CX3というものです。
比較的安価で取り扱いが楽な上、選択肢が多いという点ではデジカムよりもデジカメの動画撮影モードを利用するほうが適しているのではと思います。少し値段が上がりますが、できるだけ綺麗な画質で撮りたいという場合はデジタル一眼レフカメラ(いわゆるデジイチ)も候補になると思います。ちょっと検索してきましたが、こんなサイトが参考になるかもしれません。


注意点を2つ程。
・編集の際、撮影した動画の元データをカメラからPCに移す必要があるので『メモリカードからデータ抜き出しできる』or『USB経由でデータの吸出しができる』カメラである事。※デジカメは基本的に画像をPCで見たり加工したりするものなので抜き出し、吸い出しは通常できるものと思いますが、お使いのPCのOSによっては対応できないものがあるかもしれませんので確認した方が良いと思います。
・概して、できるだけ最近発売された機種の方がベター。デジタルカメラって2年位発売時期が違うと画質や機能や処理能力などが格段にアップしているので最近のものの方が間違いが無いです。

カメラについてはこんなところでしょうか?

続いて編集についてです。動画編集ソフトについては様々な種類がありますのであくまで次に挙げるのは一例としてお考えください。
動画編集に際しては2つのソフトを使っています。1つは音を録音するためのソフト。もう1つは動画編集ソフトです。
録音に使っているのはSonyのACID Music Studioというもの。コレです↓

Mscstudio_ss_0

自分は15年ほど前からこのACIDというソフトを使っていて操作方法に慣れているのでコレを愛用していますが、探せばフリーの録音ソフトでも使えるものがあると思います(ただし録音した音声データをWAV形式で書き出しできるものが好ましい)。
ですので自分の場合、動画の素材を撮る際には2台のカメラをREC状態にして、ミキサーからの音声アウトはPCで録音しつつ機材いじりをする感じです。
それらの素材がうまい具合いに録画・録音できたら編集作業に入ります。動画編集ソフトにはVegas Movie Studio HD platinum 11というものを使っています。このソフトは操作方法にACID Music Studioと共通している部分が多いので、自分にとっては作業が楽なんです。

Movstudio_ss_01


ですので順を追って手順を書いてみると・・・・

 

1、機材のセッティングを作る 
2、三脚を立ててカメラの位置やアングルを決める
3、PCでの音声録音と2台のカメラのREC開始
4、思い通りのRECができたらまずは音声をWAV形式で書き出し(レンダリング)
5、次にそれぞれのカメラから動画データをPCに取り込む
6、取り込んだ音声データ、動画データ1、動画データ2をVegas Movie Studioに貼り付ける
7、それらのデータを編集しつつ、必要であればテロップや静止画などを加えていく

といった流れになります。

いつも「難しいな」と感じるのは編集が完了してVegas Movie Studioから実際の動画ファイルに書き出す(レンダリングする)点です。知識が無い方だと特にここでつまづいてしまうと思います。自分も何度も失敗を繰り返しています(笑。
音声出力のビットレートや周波数はどうする?フレームレートは?ピクセルサイズ(縦横比)は?mpg形式で書き出す?それともmp4形式にする?など、適切に選択してやらなければならない項目が多いんです。アップロード先となる動画サイトによっても受け付けてくれない形式があったり、1ファイルあたりのアップロード上限があったりなど条件が変わってくるため、それに合わせたレンダリングが必要になります。

Movstudio_ss_02

※Movie Studio レンダリング設定ウインドウ

この辺は何度も失敗しつつ覚えていくという過程が必要になってくるでしょうかね。なお、このレンダリングはPCのスペックが低いととても時間がかかってしまったり、書き出し自体ができないなんて事もあるのであまりにスペックの低いマシンだとキツイかもしれません。また、録画・録音した元データの取り込みや書き出しファイルの保存場所も必要となるためハードディスクには空き容量がたくさんあるほうが望ましいです。
ちなみにyoutubeですと通常、ファイルサイズ2G、再生時間15分以内のものであれば受け付けてくれます(2013年4月現在)。他の無料動画アップロードサイトに比べて上限が高いので、綺麗な動画(圧縮率の低いもの)を比較的簡単にアップする事ができます。改めて確認したところ、youtubeにアップしたDE-1000のムービーはサイズ1.1G、再生時間8分10秒というファイルでした。


と、こんな風に長々と書いてきましたが、もし音質にはこだわらない(ライン録音でなくても良い)し、テロップなんかもいらないというのであれば、一番手っ取り早いのはi-phoneなどで録画した動画をそのままアップロードする方法だと思います。
説明が不十分で上手く説明のできていない部分もあるかと思います。もし不明な部分などありましたらまたコメントをいただけると幸いです。あくまで"自分のやり方"になってしまいますが、わかる範囲でお答えいたします。

ポポさん、コメントをありがとうございました。何かしら参考になれば幸いです。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2013/03/27

TOA MODEL DE-1000 (3chデジタルディレイ)

今回は1986年に発売された(と思しき)TOA社の3chデジタルディレイ『MODEL DE-1000』について。(マシンの説明はエントリー後半からです)

2013年3月初旬に久しぶりにハードオフ巡礼ウォークラリー(総歩行距離約20km)に出かけた際にこのマシンに出会う事が出来、見事に我が家で稼動中ですというオハナシです。間違いの無いように言っておきますがオフィシャルでそんなウォークイベントが行われているわけではなく、俺が自身の機材探しの旅に勝手にそう名付けているだけです。長距離散歩とハードオフはどちらも俺が愛するもので、言ってみれば"プロ野球観戦とビール"だったり"電車の旅と駅弁"という組み合わせのように楽しい事がダブルで重なっている、それはそれは至福の時間なのです。そんなのどうでもいいですね。
※なお、社名のTOAとは、昭和9年(1934年)創業の旧社名『東亞特殊電機株式会社』にちなんだ名前との事です。

youtubeにはこのTOA MODEL DE-1000を使って作った動画をアップしました。
セッティングはこんな感じ。ディレイ音を確認するという狙いですのでとてもシンプルに構成しました。

De1000_setting01



De1000_setting02


[使用機材 / Machones]

TOA MODEL DE-1000 (3chDelay)
Roland RX-82 (8chMixer)
Roland SH-101 (Analog synthesizer)
SCI drumtraks (PCM Drummachine)

どんなディレイのかかるマシンなのか興味のある方は以下のURLからドウゾ!

さて、それではこのマシンを入手したいきさつから。

その日は埼玉県草加市の谷塚(やつか)という辺りからウォークラリーを開始して草加市や川口市を歩き回って計3つのハードオフ店舗を巡りました。

埼玉県にはハードオフが多くあり、これまでにも鴻巣、桶川、上尾、大宮、指扇、浦和、新座、川口などのエリアにある店舗を訪ねた事がありますが、草加市を攻めるのは初めてでした。

De_yatuka

なおこの谷塚というのは東京都の最北端にあたる足立区の竹ノ塚の更に北、埼玉県の南端に位置しています。東武伊勢崎線で言うと北千住から北に5つ目に竹ノ塚駅があり、その次の駅が谷塚駅になります。

まず最初に伺ったのは谷塚駅に近い『ハードオフ草加瀬崎店』。

De_ho_sezaki



De_ho_sezaki2

しかし残念ながらワクワクするようなものが(個人的には)無く、315円のギターストラップのみを購入して退店。 初めて歩く町の様子を楽しみながら6~7kmほど離れた次の目的地『ハードオフ草加西店』を目指しました。

De_to_souka

かなり陽も傾いて、辺りが暗くなる寸前で目的地到着。

De_to_souka2

このハードオフ草加西店は以前攻めた際にSONYの6chミキサーMX-7と出会った事もある相性の良い場所。
そんな理由もあってかなり期待に胸を膨らませての入店となりました。

De_ho_soukanishi

さあ素敵な出会いはドコですか?と店内をいろいろと物色して回りましたが・・・・・残念!

ここでも気持ちが高揚するようなブツには出会えませんでした。4段階に伸縮できる大き目のカメラ三脚が安かったのでそれを購入して退店。うーん、敗色濃厚。

よく友人達との間で言う、「ハードオフには期待値を上げて行ってはダメだ」という言葉を深くかみ締めました。何か見つけるぞ~って意気込んで訪問すると肩透かしを食らう事が多いんですよね。何気なく軽ーい気持ちで行った時に限ってポロっと念願のマシンが転がっているという・・・・ああいうの、何の法則ってんでスカね?

ま、とにかくそんな徒労感に支配されたままこの日の最終目的地『ハードオフ川口上青木店』を目指しました。こちらも道のりでだいたい6~7km離れています。普通は歩いて移動するような距離じゃありませんので同じルートを攻めてみようという方はご注意ですよ。

閉店まで残り1時間を切ったくらいのタイミングで川口上青木店に到着。急いで店内をチェックしなきゃと店内に入るとコレがびっくり。

De_ho_kawaguti_3

2年程前に訪問した際よりも楽器やAV機器といった音系ギアの扱いがとても豊富だったんです。
店内にはチェックすべき棚が沢山。70年代、80年代の製品もそこそこあって、ニヤニヤしながら店内を回っていると目に飛び込んできたのが今回購入に至ったTOA社のMODEL DE-1000でした。ジャンクコーナーにあった物だったため一通り音出しをさせてもらい、問題なくディレイのかかることを確認してからいただいて来ました。

で、コレが我が家に持ってきたDE-1000です。
盤面の文字も読めるようにでかい画像を貼っておきますね。

De1000_all2

※画像クリックで拡大

我が家にはこのマシンの兄弟機で、同じくTOAの3chディレイMODEL 310Dというものもあるのですが、面構えがとても似ているので重ねて積んでみたりしてウフフなんつってニヤケながらウットリつまみをいじるなんて事もしてみました。

De1000_rac1

上の画像はメインのラックエフェクター群ですが、上から3番目がDE-1000で4番目が310Dになります。外観だけで言えば310Dの配色の方が80'sっぽくて好きだなぁ(笑)。

De1000_rac2

後日、いろいろと調べたところ、DE-1000の発売が1986年で310Dの発売が1988年となっていました。ラックのデジタルディレイ真っ盛りといった時代の1品だったんですね。ちなみにTOAさんのサイトにはどちらの仕様書もPDFでアップされていました。ありがたいありがたい。

■MODEL DE-1000仕様書

MODEL 310D
仕様書

マニュアル

見比べたところDE-1000と310Dの違いは主に以下の点でした。

・310DにはMIDIが付いている
 (なんとMIDIスルーまで付いてます。310D複数台でデイジーチェーンだ笑)
 本体にメモリした最大32個のディレイタイムセッティングをプログラムチェンジ
 のメッセージで変更できる
 エフェクトのオン/オフ制御

・最大ディレイタイムが異なる
 DE-1000の最大ディレイタイムは255ms
 310Dの最大ディレイタイムは999ms

・本体にメモリできるディレイタイムセッティング数の違い
 DE-1000の最大メモリは4個
 310Dの最大メモリは32個

・ディレイ音(エフェクトされた音)の歪み率が異なる
 DE-1000の原音に対する歪み率は0.2%以下
 310Dの原音に対する歪み率は0.3%以下
 DE-1000のほうが原音に忠実なディレイ音という事
 (ただしあくまで理論上であって聴感上それが感じられるかはまた別)

ざっとこんなところです。さすが310Dのほうが後継機種だなという感じでしょうか。
スペックだけを見るとDE-1000はフランジャーやショートディレイマシンとして使い、310Dをロングディレイに使ってやるのがよさそうです。
音色に関して言うと、あくまで主観になりますがどちらも『バリバリのデジタルです!』といった音の雰囲気です。ハイが硬く、一般的にディレイで良しとされるまろやかさとかぬくもりといった要素はまるでナシです。フィードバックの値を上げて長ーくディレイを繰り返してもアナログディレイのように音がこもっていくのではなく、徐々に低音が削がれてハイ帯域のシャキシャキした感じが強くなっていく特性を持っています。ただそれだけにアナログディレイやスプリングリバーブと一緒に使うと音が埋もれないのでこれはこれでアリだと自分は思っています。

また、TOAという音響機器メーカーのデザイン(設計思想)だけあって、同時期に市場にあったどの楽器メーカーのディレイとも異なったサウンドキャラクターです。

※例えばRolandのSDEシリーズ(80年代前期に製造)やKORGのSDDシリーズ(80年代中期に製造)やVESTAXのDIGシリーズ(80年代中期~後期に製造)とは明らかに音の質感が異なります。

フィードバックやモジュレーションの調整は一般的な回すタイプのつまみではなく、スライダー(フェ-ダー)で行う点もユニークですね。フィードバック(本体にはREGENと記載)の発信するあたりのポイントがとてもせまいので(つまりとってもピーキー)この縦フェーダーでうまく気持ちの良いフィードバックポイントに調整するには慣れが必要です。


De1000_fader


興味深いのはどちらのディレイもCVの入出力端子を備えている点です。このディレイにはもともとモジュレーションが付いていますが、そのモジュレーションLFO(周期)を外部機器からの電圧でコントロールできるんです。アナログシンセの出音にかかっているLFOと同期させてディレイ音をうねらせるってのも面白いかもしれないですね。

今回こうやって楽器メーカーのものではない80年代のディレイをいじってとても興味を持ちました。例えばRAMSA(パナソニックの業務用音響機器部門)やREXERやVictorなんかの音響機器メーカーから出されていたラックディレイなんかもいじってみたいと思いました。

以上、TOAのMODEL DE-1000についてのエントリーでした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013/03/09

AIR BOURYOKU CLUB with caknobs (Performance at Umejima Adachi Ward)

イヤッホウーゥ!

TR-707&TR-606でラッパーと生セッションをかましてきたぜ!

サンプリングやWAV再生ではない生のドラムマシンの出音に見事にラップが乗りました。

まさにオールドスクール!なんて80'sノリ!これぞエレクトロニックボディーミュージック(EBM)!なかなかできない貴重な体験をさせていただいたので記録に残しておこうと考えてのエントリーです。このラッパーとの絡みの詳細は後ほど・・・。

この日の体験は、激しく個人的な見解で言えば、グランドマスターフラッシュかアフリカバンバータか?といったニュアンスをリアルで体験させていただいた素敵な時間でした。・・・・あー、ちょっとカッコヨク言い過ぎたかもしれません。

でも例えばそれは次のURL先のような雰囲気だったんです。生楽器やサンプリングは一切ナシでマシンビーツだけで構成された、トラックスッカスカのHipHop。クラップヤハンズゼベバーデ!

コール&レスポンスはこの時代に既にもう存在していたんだなー ↓

http://www.youtube.com/watch?v=zfJ4PpiavVM

欲を言えばTR-707&TR-606ではなく、drumtraksでセッションできたらもっとリアルなオールドスクールになったし、ラッパーのテンションをもっと上げる事ができたに違いないと少々悔いが残ってます(でも重すぎて気軽にdrumtraksは持ち運び出来ない)。

※『drumtraks』はSequential Circuits Inc社が1983年に発売したドラムマシン。重量8.3kg。サクっと持ち運ぶには全く不向きのマシン。

参考:drumtraksを説明した以前のエントリー ↓

では詳細に移っていきましょう。時は2013年3月2日。

友人から、『自身がオーガナイズするイベントに出てみないか』と声を掛けてもらったのですが、そのイベントはアコースティックバンドのライブあり、レゲエDJあり、テクノDJありという幅の広いものでした。そんなごちゃ混ぜの環境で機材いじりをさせてもらえる事はなかなか無いので喜び勇んで機材を持って現場に向かったというワケです。場所は足立区でした。

ちなみにこの日持って行った機材は以下の通り。

Mixer : Boss BX-80 (8ch , EFX SND×1 )
Drum Machine : Roland TR-606 , TR-707
Synthesizer : Novation BassStation
Synthesizer : FUTURERETRO REVOLUTION
Effect Box : Boss RPS-10,RPD-10,RDD-20
Effect Box : ALESIS NanoVerb

上記の機材+ケーブル(シールドやMIDIケーブルや電源用のテーブルタップなど)+各マシンのアダプター+PCスタンド×2というセットになりました。

総重量は約25kg。それらを持っていつものように電車徒歩移動。まあ疲れました。 なおこのライブ用セッティングの自宅でのリハーサル風景はyoutubeにもアップしてありますので、どのように接続されて動いているのか興味のある方はそちらもどうぞご確認ください。

現場ではこんな感じに組み上げました。うむ。どのつまみもひねりやすい位置に配置できています(自己満足)。

20130302_livesetting

DJのプレイやバンドの演奏が進んでいく中、その場にいた足立在住の友人が俺に声を掛けてきました。

友:「友達のラッパーがいるんだけど、caknobsさんと一緒にパフォーマンスできないかな?」
俺:「おう、いいよ~。やりたいやりたい。で、いつ?」
友:「今これから」
俺:「えっ・・・・今?」

聞けば、俺のライブが終わったところでステージにラッパーが飛び込みで入っていくのでドラムマシンでヒップホップっぽいビートを作ってくれないかとのこと。コレ、ライブ開始15分程前の話。そんな無茶な!(笑)

でも生ドラムマシンに乗っかってラップをかましてくれるなんてそんな機会はめったにありません。いや、めったにというか初めての経験。『やってみたい』という興味のほうが勝ちました。これは正にこのエントリーの冒頭に書いた80'sノリですよ!

「もうその場の勢いで乗り切ってしまえ」と決断し、ビートの展開はどうするとかBPMはどのくらいだとかの打ち合わせの無いまま自分のライブに突入しました。

ひとしきりつまみをひねってうっとりしつつ、心地良くその場の空気を楽しんで、自身のライブ持ち時間終了。ドラムマシンがまだドカドカ鳴っている中、いよいよラッパーがマイクをにぎって「YOYOYO!ワンツワンツワンツー」なんつってステージに上がってきましたよ。アレ?なんだか場馴れしている感じ。

・・・・・・それもそのはず。後から聞いてみるとパフォーマンスを披露してくれたのは『エア暴力倶楽部(ABC)』という名前でCDなんかも出してちゃんと活動している方たちだったんです。おい友人よ、そういう情報は先に教えといてくれよ。"友達のラッパーが"なんて言うからてっきり「近所の飲み友達がにぎやかしで忘年会の1発芸公開の時にラップしてるオチャラケフレンズなんだ!」程度に捉えちゃってたじゃないか。どうりでフロウの中で「ABC」ってワードが何回も入ってたワケだ。何も知らずにやってたよ。

帰宅してjからyoutube見てきたらしっかりPVもありましたよ。

そんな事とは露知らず、スクエアなガチガチビートからTR-707のシャッフル機能を生かして『ドッドカッ』とタメのあるビートに切り替える俺。打ち合わせもしていないのに見事に拍の頭からしっかりキック音をつかんでビートに乗ってくる御2人。ウワーっとすぐにテンションのあがるオーディエンス&俺。いやぁ、楽しい時間でした。

この時の様子を動画に収めていたので以下に公開。是非オタノシミください。爆音でな!

※お詫び
この動画は個人的に回していたデジカムから抜き出したものです。前述のように、もともとこのようなパフォーマンスを想定していなかったため、ABCのお二人に関しては顔すら映らない、ケツばかりがピックアップされたバックショットのみのアングルになってしまっています。ABCファンの皆様には納得のいくようなものではないかもしれませんが、この場のノリとぶっつけでやっている臨場感のような部分を楽しんでいただけると幸いです。

きちんと最後に"エンディング"っぽいリリックまでつけてフィニッシュしてくれました。ABCのVOLO&Piz?、絡んでくれて本当にありがとう!所々にチラチラと感じられた東京北東部臭(ホームって感じ)も素敵でしたぜ!そしてこの場に呼んでくれたオーガナイザーと、この融合をセッティングしてくれた友人の2人にも感謝感謝!

個人的にとても嬉しかったのは自分のライブ開始からABCのパフォーマンス終了まで1度もドラムマシンを止めずにやらせてもらえた点。BPMは何度も変化させましたが、ずーっとビートが途切れずに、みんながTR-707とTR-606のマシンビートでこの場を楽しんでいてくれたという事でした。

30年以上前に発売されたドラムマシンでもまだまだ人を高揚させられるんだというのを再認識した夜でした。

Viva!エレクトロニックボディーミュージック!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/12/23

[wallpaper] SoundSystem of SpaceShip

ウチにある機材を使って壁紙を作ってみました。
こんなスペースシップで宇宙旅行をしたいという妄想を元に、機材だらけのコクピットを再現しています。

4:3解像度のものとワイドスクリーン16:9解像度の物2種をご用意。
よーく見ると視点や使用機材に違いがあります。

あなたのPC環境のバックグラウンドにいかがでしょうか?
こんなイメージがお好きな方はどうぞお使いください。
しばらくの間このエントリーをトップ画像代わりにしておきます。


[壁紙 / wallpaper] SSSS cockpit (SoundSystem of my SpaceShip)

4:3screen (1600×1200)
Newcockpit_normal5
 
 
 
16:9screen (1920×1080)
Newcockpit_wide3
 
 


| | コメント (1) | トラックバック (0)

2011/12/10

[SET] Sequencer 606 (TR-606x2 ED-10x3 DRP-2 SH-101 MAB-303 and more)

youtubeで公開している『Sequencer 606 (TR-606x2 ED-10x3 DRP-2 SH-101 MAB-303 and more)』という動画のセッティングについての解説です。

動画のURLはコチラになります
http://www.youtube.com/watch?v=ewshgl3abCw

※動画前半はセッティング説明ですので、手っ取り早く音を聴きたい方は4'00"あたりからご覧ください。

 

今回はYAMAHA ED-10をたっぷりフィーチャーしてセッティングを作りました!ED-10はもともと叩いて音を出すドラムパッドですが今回のセッティングではED-10を叩かないで利用しています。

 

ではどんな機材でセットを組んでいるか見ていきましょう。以下のような機材を使用しました。

 

【使用機材 / Machines】
YAMAHA ED-10 x 3 (Drum pad)
Roland TR-606 x 2 (Drum machine)

Boss DRP-2 (Drum pad)

Roland TR-626 (Drummachine)
Roland SH-101 (Analog synth)
Roland EF-303 (16step efector)
WillSystems MAB-303 (Analog synth)

 

 
 
Ed10_606set_01_1_2

 

 
クリップの中でも触れていますが、今回のセッティングではTR-606の音声は使っていません。
TR-606はED-10を鳴らすためのトリガー信号を発しているだけで内蔵された音源は使っていないのです。言い換えれば『TR-606のシーケンサーが持っている固有のグルーヴ(ノリ)でED-10を鳴らす』と言えます。そのため普通にTR-606で作ったトラックよりも、よりハウスっぽい要素が強いかもしれません。信号の流れはこんな感じです。

Ed10_606set_2

実は今回のセッティングは以前からやってみたいと考えていたものだったのですが、ED-10を1枚しか所有していなかったので実現させることができませんでした。しかし今回はED-10を更に2枚用意しました。twitterでつながっている機材バカ友人(twitter @hi4maさん)の機材だらけのプライベートスタジオに遊びに行ったところED-10が転がっているのが目に付き、半ば強引に2枚のED-10を借りてきたのです。おかげでED-10を叩かずに並べて使うこのセッティングが作れたというわけです。夢がかなったよhi4maさんありがとうございます!

 

Ed10_606set_03
※我が家につれてきたED-10。ウチで動いていた兄弟との対面を果たす

 

では信号の流れを追いながら説明していきましょう。

 

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/12/04

[Clip] 大学のキャンパスで体験した2つのイベント

2011年初冬、大学のキャンパスで行われたイベント2ヶ所に立て続て遊びに行ってきました。

ひとつは11月20日に成蹊大学吉祥寺キャンパスで行われた学園祭内でのイベント。
もうひとつは12月3日に東京工業大学大岡山キャンパスで行われたMake:Tokyo Meeting07(以下MTM07)という催しです。

2つに関連性はありませんが、大学のキャンパス内で体験した事として一つのエントリーにまとめてしまおうと考えました。
 
 
 
ではまずは成蹊大学吉祥寺キャンパスでの体験から。
ここで見てきたのは『Projection mapping』というものです。
建築物の外壁をスクリーンにして、プロジェクターで建築物の外壁に向かってCG映像を投射する表現を見たことありませんか?ここ2~3年、世界各地で行われておりちょっとしたブームなのかもしれません。
例えばProjection mappingにはこんなのがあります。

http://www.youtube.com/watch?v=O0XKmU5hF5s

自分は今までコレをテレビやPCのモニターを通してしか見たことがなかったのですが、吉祥寺で見られるという情報を持っていた友人が誘ってくれて実際に体験する事ができました。

Seikei_01

急に撮影を思い立ったため三脚なしの撮影でブレはありますが、1924年建築の成蹊大学本館校舎の壁面が見事にスクリーンになっている様は伝わるかと思います。上の画像にある文字も、後からテキストを書き足したものではなく、校舎の壁に投影された映像なんです。では実際に動いているものをどうぞ。

■成蹊大学 3D PROJECTION MAPPING

やはり自分はダンスミュージックが好きなので、大きな音を感じながらビートにがっちりシンクして動くCGはとても気持ちの良いものでした。

Seikei_02
 
 
 
 
 
続いてもうひとつは東京工業大学で行われたMTM07というイベントです。(公式サイトhttp://jp.makezine.com/blog/2011/12/mtm07.html

Mtm07_1

これは手作りでおもちゃ(=遊び)を作り出そうといった趣旨のイベントで、電子工作好きの方々も自作のマシンを展示して多くの人に触れてもらおうと大岡山に集まってきていました。

サイトの表現を引用すると・・・・・

Make: Tokyo Meetingは、エレクトロニクス、アート、DIY、クラフト、サイエンスなど、ジャンルを超えて自由な発想でテクノロジーを使いこなす「Maker」が多数出展し、展示、ワークショップ、ライブパフォーマンス、プレゼンテーションなどを通じて、モノを作ることの楽しさ、そして自らの作品に関する情報をシェアするためのイベントです。

こんなコンセプトに基づいた大きなイベントでした。
では何枚か当日のキャンパス内の様子です。
 
 
Mtm07_3

Mtm07_4

Mtm07_2

Mtm07_5

Mtm07_6

そんなイベントの一環として、音楽パフォーマーの出演するステージも組み込まれていました。今回自分がこのMTM07を訪れた目的のひとつがそのステージへの出演グループ『Cartier Santos Sweet Lady Band』のパフォーマンスを見るためでした。
MTM05での同様のステージでCartier Santos Sweet Lady Bandさんがパフォーマンスしている動画を見たことがあり、是非いつかはそのパフォーマンスを生で体験したいと考えていたのです。
Cartier Santos Sweet Lady Bandさんのパフォーマンスはいわゆる楽器演奏とは異なったものです。蛍光灯をステージにセットし、その蛍光灯から発せられるノイズによってダンスミュージック(のようなもの)を作ってしまうというものです。下に貼った動画を見ていただければどんなことをやっているのかは伝わると思うのですが、自分が感動するのはこのパフォーマンスが『ドラムマシンなどの音声発音をトリガーにして蛍光灯を点滅させている』のではなく『蛍光灯を点滅させて発生するノイズを拾ってリズムとして利用している』点なんです。蛍光灯が発光する際の「バチバチッビリリ」という音はシンセサイザーではなかなか再現できない攻撃的なビリビリでした。

ではCartier Santos Sweet Lady Bandさんのパフォーマンスをご覧ください。フルスクリーン再生でなるべく音量を上げ、周囲が暗い環境で見ていただいた方が蛍光灯のバチバチがよく伝わると思います。

■MTM07 Cartier Santos Sweet Lady Band Live

まあ、ピントが合わないことこのうえないです(笑)
クリップにまとめた際の書き出し圧縮もあり、つきささるようなバチバチ感が弱まってしまっているのが残念です。普段は更に首輪のように丸型蛍光灯をかぶってパフォーマンスされているようなのですが機材トラブルのため首輪蛍光灯は無しでやってらっしゃったそうです。
それにしてもなんともイカしたステージングですね。2'30"あたりからのデジタルブロックノイズがいつもより多いのは彼らの電磁波演奏のせいなのではと思わされてしまうナイスパフォーマンスでした。

Mtm07_7
 
 
以上、この冬に大学のキャンパスで体験した2つの出来事の紹介でした。

最後に、完全に蛇足となりますが東京工業大学のある大岡山でこんな魅力的でオリジナルな看板を見つけましたのでアップしておきます。
 
 
Mtm07_8
 
 
Q』の文字のカッティングにややガタつきがある部分に異常な魅力を感じました。素敵だ。 
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/11/28

[Clip] 青空テクノ 関連動画

さて今回のエントリーは久しぶりに行った『青空テクノ』についてです。青空テクノの関連動画クリップのURLなどをまとめています。

2011年11月に近所にある大きめの公園で青空テクノを行ってきました。
実は今回、『BUG』というWEBマガジンサイト様に声をかけていただき、青空テクノの様子の取材を受けたのです。

BUGMAGA
http://bugmaga.com/

BUGMAGAサイト内にある説明文をそのまま引用してサイト様のポリシーの説明をすると・・・

バグのある男と女のためのツール雑誌。BUG(バグ)。BUGマガジンは、バグのあるかっこいい生活を追求するツール雑誌です。
東京にたくさん生息しているに違いない、バグのある素敵な人たちを追い求めて、取材したり、一緒に遊んだりします。様々なツールをつかって。

とのこと。
ツールやガジェットやハードウェアを使って面白いことをしている人たちと出会おうというコンセプトに基づいて運営されているようでした。どうやらそんなBUGMAGA編集者様の『バグセンサー』に俺の青空テクノが引っかかったようなのです(笑)
そりゃ光栄じゃないですかと、喜んでお話を受けました。

そして晩秋の快晴のもと、近所の公園にて編集者様が見守る中、青空テクノをかましてきました。公園内の緑は紅葉が進み、天候も良かったため周囲には子供連れのファミリーも多く青空テクノにはもってこいの環境でした。

Asukayama_05

Asukayama_06

Asukayama_07

そんな環境で行ってきた青空テクノの様子がBUGMAGA様の手にかかり、カッコ良く編集されています。
普段は自分が機材いじりの動画を撮る際にはもちろんカメラセッティングも自分でしますので出来上がる画(え)はあくまで自分視点のものですが、自分の意を介さない視点から撮っていただいた画像はとても新鮮で、まるで機材をいじっているのが自分ではないかのような感覚を受けました。

それでは青空テクノとはどんなものなのか、是非ご確認ください。
BUGMAGAサイトで取り上げていただいたcaknobsの『Techno in da park』です!

BUGMAGA Presents Techno in da park
・パフォーマンスの様子のエントリー
『土・日連続企画!青空テクノで遊ぼう!その1(動画あり)』
http://bugmaga.com/archives/751
※このリンク先の記事の中にセッティングの様子とパフォーマンス動画2本が収められています。
・BUG編集者様から受けたインタビュー記事
http://bugmaga.com/archives/787

せっかくなのでセッティングの様子を収めた動画を直で貼っておきますね。その他の動画はBUGMAGAさんのサイトにてお楽しみください。

なお、BUGMAGA様の記事の中にあるPART2の動画については、同一のパフォーマンスを自前のビデオカメラでも撮影していました。その映像のほうは自分のyoutubeチャンネルにもにアップしました。俺カメラ視点での青空テクノの様子はこちらになります。

・caknobsチャンネル内 青空テクノAUTUMN ‪(The other side of Techno in da park )

いかがでしょう。青空テクノのニュアンスがなんとなく伝わったでしょうか?
まったく同じ機材を使った演奏でも室内(密閉された空間)でやるのと、こういった外気を感じる環境でやるのでは明らかに出てくる音が変わって来るのはとても興味深いところです。日光を浴びながらドラムマシンをいじっていると普段よりもアクティブな精神状態になるからでしょうか。今回の場合で言えば周囲ではしゃぎまわっている子供達の声や、遠くに走る京浜東北線の走行ノイズといった外的な要素もパフォーマンスに影響を及ぼしていると思います。こういった感覚は青空テクノには欠かせない味だと思います。

今回、WEB経由でたまたま自分の存在を知ったBUGMAGA さんがコンタクトしてきてくれたためこのようなやりとりができました。こうして似た嗜好を持った方と繋がりがもてた事を非常に嬉しく思っています。

なお、BUGMAGAさんが俺にコンタクトしようかと思ったきっかけになったのは、以前別の場所で行った青空テクノの動画を偶然目にしたからだそうです。
そのきっかけとなった青空テクノは別エントリーにまとめてありますので興味をお持ちになった方はそちらもご確認ください。今回の青空テクノとはまた違った味が出ているのではと思います。

2011年1月の青空テクノのエントリー
http://caknobs.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/set-outdoor-tec.html

今回のこのエントリーを書くにあたって、青空テクノのセッティング(使用機材)についても細かく書き出していたのですが、ちょっと偏執が強く出すぎてしまって機材に興味の無い方はとてもじゃないが読んでいられないものになってしまいました。

そこでセッティングや構成機材については別のエントリーに分ける事にしました。
俺の主観のみで構成された作りになってる内容で、かなりマニアックな話が続いています。機材とかPAとかそういうのが好きな人以外にはどうでもいい話です。そういう癖(へき)を持っている方だけにオススメするエントリーとなっております(笑)

興味のある方は以下のURLよりお進みください。

http://caknobs.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/machines-4920.html

BUGMAGA様にはこのような機会を作ってくださった事に重ねて御礼申し上げます。
ありがとうございました!感謝。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

[Machines] 青空テクノ システム詳細

このエントリーは『青空テクノ』のセッティング使用機材や試行錯誤についてまとめたエントリーです。今回は特に個人的な趣味、嗜好に偏っており、不親切な内容になっていますことをご了承ください。
なお、青空テクノの動画URLについては別エントリーでまとめていますので下のURLからご確認ください。

[Clip] 青空テクノ 関連動画
http://caknobs.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/clip-a551.html

それでは「青空テクノとは何ぞや?」というところから話を進めていきましょう。

まず『青空テクノ』という名称ですが、コレは俺が勝手に作った造語です。
ここでいうところの『青空』は青空駐車や青空マーケットなどの表現に使われる場合の青空と同じニュアンスです。つまり屋外の青空のもとに機材を持ち出してシステムを作り、マシンからの出音を楽しむ事を青空テクノと呼んでいます。

自分は年に何度か青空テクノを行っています。
例えばそれは単純に天気の良い日に外気を感じて日光を浴びながら電子音を楽しみたい場合だとか、野外イベントの際に集まっている周囲の人たちとのコミュニケーションの一環として行ったりとか、友人達とキャンプに行って山奥に入り込んだ際のBGMとして利用する場合などが挙げられます。いずれにせよ外気に触れながらハード機材で音を楽しむというのが前提のスタイルなのです。

Aozora_techno_camp

例えば上の画像は2010年夏に友人達と奥多摩にキャンプに行ったときの様子です。完全に仲間うちだけのキャンプだったのでかなりだらけたモードで皆、音を楽しみました。
木々のこすれる音、蝉の声、鳥のさえずり、緑の匂い、土の湿りけといったものを感じながらネイチャーに溶け込ませる感じでの青空テクノが楽しめました。蝉の声をバックにSH-101のアルペジオを延々と続けながらじわりじわりとフィルターを開閉していくと、途中から蝉の声なのかオシレーター(VCO)の音なのかが良く判別できないという錯覚が起きてたまらない気持ちよさがありましたよ。TR-606とSH-101の組み合わせは基本にして普遍ではないでしょうか。

そんな青空テクノですが、自分は一つのこだわりを持ってシステムを作っています。
AC電源(≒コンセントからの電源)や発電機を使わずにシステムを構築すると言う事です。
これは、青空テクノでのセットアップは全て自己完結しているスタイルが望ましい(格好いい)と考えているからなんです。機材を持ってフラッと目的地に出かけていって、サッと荷をほどき、チャチャッとシステムを組み上げて音を楽しみ、再度荷をまとめて自宅に帰るという一連の流れを全て一人で手軽に行うのを理想としているワケです。発電機(エンジン型のいわゆるダイナモ)を使った場合重量がありすぎてとても一人ではシステムを持ち運ぶ事ができませんし、AC電源ありきのシステムでは遊べる場所が極端に制限されてしまいます。
そんな理由から青空テクノで使われる機材はみな『電池で駆動するもの』をセレクトしているワケです。

では今回BUGマガジンさんの取材で行った青空テクノでのセッティングを説明しましょう。

使用した機材は以下になります。

» 続きを読む

| | コメント (2) | トラックバック (0)

«KORG RHYTHM 55B(KR-55B)でYAMAHA ED-10を鳴らす方法